- ライバーの教科書 -

2025.8.27

知識・ノウハウ

ライバーに向いてる人の11の適性【元1億円ライバーが断言】

ライバーに向いているか否かは、単なる「おしゃべり好き」では決まりません。多くのライバーを育てた僕自身の経験から断言できるのは、成功の鍵は「継続できる精神力」と「ファンを思う想像力」にある、ということです。この記事では、元トップライバー兼事務所代表の私、島袋が、あなたの適性を測る具体的な特徴から、収入の現実、安全な始め方まで、業界の裏表をすべて本音で語ります。

  1. 投げ銭総額1億円の元トップライバーが見抜いた、成功する人の11の共通点
  2. ライバーという仕事のリアルな収入事情と、知っておくべき厳しい現実
  3. 適性があったあなたが、次に何をすべきか分かる具体的なアクションプラン

【大前提】「ライバー=楽して稼げる」は100%嘘です。まず、その幻想を捨ててください

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

この記事を読み進めてもらう前に、あなたに最初に伝えたい最も重要なことがあります。

私が事務所代表として、そして元ライバーとして、これまで数百人のライバー志望者と面談してきました。その中でハッキリとわかるのは、伸び悩む人は決まって「楽して稼げそう」「スマホ1台で簡単に有名になれるかも」という甘い幻想を抱いているという、紛れもない事実です。

はっきり言いますが、その考えでトップライการになった人は1人もいません。この記事では、あなたの耳に痛い話もするでしょう。しかしそれは、本気でトップを目指すあなたに、無駄な遠回りをしてほしくないという私の心からの願いです。

私が見てきた「1ヶ月で消える人」と「3年後も稼ぎ続ける人」の決定的な差

多くの人がライバーという職業に足を踏み入れますが、残念ながら、そのほとんどが1ヶ月も経たずに辞めていきます。一方で、3年以上も安定して稼ぎ続け、ファンに愛されるトップライバーへと成長する人もいます。この両者を分けるものは、一体何なのでしょうか。

才能や容姿、トークスキルも無関係ではありません。しかし、本質はそこにはありません。

【島袋氏の経験(1): 成功と失敗の分岐点】

私が育成や面談を通じて見てきた中で、成功するライバーと伸び悩むライバーの差は、「思考と行動の基準」 にあります。

  • 伸び悩む人: 「今日の配信、時給800円か…割に合わないな」と、目先の時間と収入で物事を判断します。リスナーが少ないとすぐにモチベーションを失い、配信を休みがちになります。
  • 成功する人: 「今日は1人、新しいファンができた。この人との未来の関係に投資しよう」と考えます。たとえギフトが飛ばなくても、コメントをくれた1人のリスナーを全力で楽しませ、未来の太客(ギフター)への種まきだと捉えるのです。

この「今の時間をお金に変える」という労働集約的な思考から、「未来のファンとの関係性を築く」という資産構築的な思考へ転換できるかどうかが、最初の分岐点です。

この思考の差が、日々の配信の質、ファンへの向き合い方、そして1年後の結果に、天と地ほどの差を生むのです。

なぜ、この記事では「向いていない人」の特徴も正直に伝えるのか

ウェブサイトによっては、「あなたもなれる!」「簡単だよ!」といったポジティブな言葉ばかりを並べているかもしれません。しかし、私はそうした無責任なことは言いたくありません。

この記事で「向いていない人の特徴」も包み隠さずお伝えするのは、2つの理由からです。

  1. あなたの貴重な時間を無駄にしないため: もし、あなたにとってライバーが本当に向いていないキャリアなら、早くそれに気づき、別の道に進むべきです。ミスマッチな世界で苦しみ続けることほど、不幸なことはありません。
  2. この記事の信頼性を担保するため: 私はあなたに、この記事を「信頼できる情報源」だと判断してほしいのです。そのためには、良い面も悪い面もすべて正直に伝えることが、著者としての私の責任だと考えています。

もし「向いていない人の特徴」に当てはまったとしても、絶望する必要はありません。それは、あなたがトップライバーになるために「意識して改善すべき点」が明確になった、ということに他ならないからです。

【適性診断】元トップライバーが教える、ライバーに向いてる人の11の特徴

お待たせしました。ここからが本題です。

私がトップライバーとして活動し、また多くのライバーを育成してきた経験から見出した、「成功するライバー」に共通する11の特徴を、「マインド編」と「スキル・行動編」に分けて具体的に解説していきます。

ご自身にいくつ当てはまるか、チェックしながら読み進めてみてください。

《マインド編》トップライバーに必須の5つの思考法

表面的なスキルよりも、その土台となる「考え方」こそが、ライバーとしての成功を左右します。

① 人を楽しませたい、喜ばせたいという奉仕精神

これが最も重要かもしれません。「自分が有名になりたい」「自分が楽して稼ぎたい」という気持ちが先行する人は、まず成功しません。

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

大前提として、リスナー(ファン)は、あなたの配信時間を買いに来ているのではありません。あなたのパフォーマンス、トーク、リアクションによって得られる「楽しい時間」「癒やしの空間」という感情的な価値に対して、ギフトという形でお金を払うのです。

常に「どうすればリスナーがもっと喜んでくれるか?」「どうすればこの時間を最高に楽しんでもらえるか?」を考え、実行できる奉仕の精神。これこそが、ファンを魅了し、熱狂的なギフターを生み出す源泉です。

② コツコツ努力を続けられる継続力・忍耐力

ライバーの世界は、今日始めて明日結果が出るほど甘くはありません。

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

はっきり言いますが、ほとんどの人が、最初の3ヶ月間は時給換算でアルバイト以下、もしくは無給同然です。ファンが誰もいない配信枠で、独り言を言い続ける日々が続くかもしれません。

それでも、未来の自分を信じて、毎日決まった時間に配信を続けられるか。データを見て改善を繰り返せるか。ここが最初の、そして最大の関門です。継続こそが最強の才能だと、肝に銘じてください。

③ アンチコメントも糧にするメンタルの強さ

人気が出れば出るほど、必ず心無い言葉を投げる「アンチ」は現れます。これは避けられない宿命です。

【島袋氏の経験(3): アンチへの具体的な対処法】

私自身、トップライバー時代は数え切れないほどのアンチコメントに心を痛めました。「死ね」「消えろ」といった言葉を見るたびに、配信を辞めようと思ったことも一度や二度ではありません。

しかし、ある時から考え方を変えました。アンチの存在は、自分の配信がそれだけ多くの人の目に触れている証拠なのだ、と。そして、私なりの対処法を確立しました。

  • 人格否定や誹謗中傷: 即ブロック&通報。一切相手にしない。あなたの心を守ることが最優先です。
  • 的を得ている批判: 「確かに、今の話し方は分かりにくかったかも」など、改善のヒントとして真摯に受け止める。
  • イジりやネタ系のコメント: 時にはユーモアで切り返し、配信のネタにしてしまう。

このように、感情的にならずに冷静に対処し、「自分を守りつつ、成長の糧にする」という強いメンタルが必要です。

④ 自分を客観視し、改善し続けられる素直さ

の人に提供できる価値「自分は面白い」「自分のやり方は正しい」という思い込みは、成長を妨げる最大の敵です。

トップライバーは、常に自分の配信を録画で見返し、「この時のリアクションは良くなかった」「もっとこう言えば盛り上がったな」と反省・改善を繰り返しています。また、リスナーからのアドバイスや、事務所のマネージャーからの指摘を、素直に聞き入れる謙虚さも持っています。

プライドが邪魔をして、他人からのフィードバックを無視する人は、必ずどこかで成長が止まります。

⑤ 明確な目標(収入・フォロワー数など)を持てる計画性

「なんとなく人気が出たらいいな」という漠然とした状態では、日々のモチベーションを維持することは困難です。

「3ヶ月後までにCランクに上がる!」「半年後には月収10万円を達成する!」「そのために、今週はフォロワーを50人増やす」といったように、長期的・短期的で具体的な目標を設定し、それを達成するためのアクションプランを立てられる計画性が、継続的な成長には不可欠です。

《スキル・行動編》今日から意識できる6つの習慣

マインドが整ったら、次に行動です。トップライバーが実践している具体的なスキルや習慣を見ていきましょう。

⑥ 人の話を聞き、引き出すコミュニケーション能力

ライバーというと「面白い話をたくさんできる人」と思われがちですが、それは間違いです。

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

私の経験上、ライバーにとって「話す力」より「聞く力」が10倍重要です。一方的に自分が話すだけの配信は、ただの自己満足でしかありません。

リスナーからのコメントを一つひとつ丁寧に拾い、「〇〇さん、ありがとう!その話、もっと詳しく聞きたいな」と話を広げ、リスナー自身に「自分が配信に参加している」と感じてもらう。リスナーを主役にできるライバーが、結果的にファンから愛され、応援されるのです。

⑦ 自分の「好き」や「得意」を武器にできる個性

あなたの代わりはいくらでもいます。その他大勢に埋もれないためには、あなただけの「武器」が必要です。

それは、歌やダンスといった派手な特技だけではありません。「誰よりも美味しそうにご飯を食べる」「コスメについて3時間語れる」「特定のゲームがめちゃくちゃ上手い」など、どんな些細なことでも構いません。

あなたの「好き」や「得意」を突き詰めることが、他にはない独自の魅力(=個性)となり、熱狂的なファンを生むきっかけになります。

個性の見つけ方ワークシート

Step1: 好きなこと・得意なことを100個書き出す

  • (例: 猫と遊ぶ、コンビニスイーツの新商品をチェックする、韓国ドラマを見る…)

Step2: なぜそれが好きなのか?を深掘りする

  • (例: コンビニスイーツが好き → 安くて手軽なのにクオリティが高いから → コスパの良いものを探すのが得意)

Step3: 他の人に提供できる価値は何か?を考える

  • (例: コスパの良いもの探しが得意 → 最新コンビニスイーツの正直レビュー配信)

⑧ 毎日2時間以上など、一定の時間を確保できる

当然ですが、ライバーは配信をしなければ1円にもなりません。

特にトップを目指すのであれば、毎日2〜3時間の配信時間を確保することは最低条件と言えるでしょう。不定期な配信では、ファンの生活習慣に組み込んでもらうことができず、なかなか固定ファンはつきません。

学業や仕事と両立しながら、この時間を捻出する覚悟と工夫が求められます。

⑨ 流行や新しい情報をキャッチアップする好奇心

ライブ配信アプリ内のイベント、TikTokで流行っている音源、SNSで話題のニュースなど、世の中のトレンドにアンテナを張っておくことは非常に重要です。

流行をうまく配信ネタに取り入れることで、新規のリスナーを獲得するチャンスが広がります。常に新しい情報をインプットし、自分の配信にどう活かせるかを考える好奇心旺盛な人は、ライバーとして伸び続けることができます。

⑩ SNSを活用してファンと交流できるマメさ

トップライバーは、配信時間外の努力を怠りません。

X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどを活用し、「今日の配信は〇時から!」「昨日は応援ありがとう!」といった発信をしたり、ファンからのリプライに丁寧に返信したりすることで、ファンとの絆を深めています。

こうしたマメなコミュニケーションが、「またこの人を応援したい」という気持ちを育てるのです。

⑪ 自分を魅力的に見せる最低限のセルフプロデュース力

これは、必ずしも「容姿が整っている」という意味ではありません。

  • 清潔感のある髪型や服装
  • 明るく見える照明や背景
  • 聞き取りやすい声のトーン
  • 笑顔や豊かな表情

など、自分を「商品」として客観視し、リスナーに好印象を与えるために、どう見せるべきかを考えるセルフプロデュース力は、特に初期段階では非常に重要です。

【辛口注意】一つでも当てはまったら危険信号。ライバーに向いていない人の5つの特徴

ここからは、少し厳しい話をします。

もし、以下の特徴に1つでも当てはまるなら、今のままライバーを始めても、おそらく途中で挫折してしまうでしょう。

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

誤解しないでほしいのですが、これは「ライバーになるな」という話ではありません。むしろ逆です。

これは、あなたが本気でライバーを目指す上で、「最初に乗り越えるべき壁」 を示したものです。もし当てはまっても、今この瞬間から意識を変え、行動を改めれば、道は必ず拓けます。そのための「警告」だと受け取ってください。

① 短期間で結果が出ないと諦める人

先ほども触れましたが、ライバーは短期で成果が出る仕事ではありません。「1週間頑張ったのにファンが10人しか増えない…」と嘆いて諦めてしまうような、短期的な視点しか持てない人は絶対に向いていません。

② 他人と自分を比較して落ち込む人

同期のあの子はもうランクアップしたのに、自分はまだ底辺だ…。トップライバーのキラキラした姿を見て、自分の現状に落ち込んでしまう…。

他人と比較して一喜一憂する人は、精神的に疲弊してしまいます。比べるべきは、他人ではなく「昨日の自分」 です。昨日より1人でも多くコメントをもらえた、昨日より1分でも長く配信できた。その小さな成長を喜べる人が、最終的に大きく飛躍します。

③ プライドが高く、リスナーからのアドバイスを聞き入れない人

「今日の髪型、こっちの方がいいかも」「その話題、興味ないな」といったリスナーからのコメントに対して、「うるさいな、俺のやり方でやるんだ!」と反発してしまうような、プライドが高すぎる人はファンが離れていきます。

あなたの配信は、あなたとリスナーが一緒に作り上げていくものです。真摯なアドバイスは素直に受け入れる謙虚さがなければ、良い関係は築けません。

④ 時間やルールを守れない人

「今日は気分が乗らないから、予告なしに配信を休もう」「イベントのルール、よくわからないけどまあいいか」

こうした、時間やルールにルーズな人は、ファンからの信頼を失います。リアルな社会と同じで、約束を守るという基本的なことが、ライバーの世界でも成功の土台となります。

⑤ 安定した収入を最優先に求める人

ライバーの収入は、ファンの応援(ギフト)によって大きく変動する完全な成果報酬型です。月によっては収入が0円ということもあり得ます。

毎月決まった給料がもらえる会社員のような「安定」を最も重視する人にとって、ライバーという職業は精神的に非常に厳しいものになるでしょう。不安定さも楽しむくらいの覚悟が必要です。

「自分、向いてるかも…」と感じたあなたへ。ライバーになるための具体的5ステップ

さて、ここまで読んで「自分、意外とライバーに向いてるかもしれない!」と感じたあなた。素晴らしいです!その気持ちが、すべての始まりです。

では、実際にライバーになるには、何から始めればいいのでしょうか?ここからは、あなたが今日から踏み出せる具体的な5つのステップを解説します。

STEP1: ライブ配信アプリを選ぶ

ライバーとしての活動の場となるのが、ライブ配信アプリです。アプリごとに特徴やユーザー層が異なるため、自分に合った場所を選ぶことが非常に重要です。

主要ライブ配信アプリ比較表

アプリ名

特徴

主要ユーザー層

収益化のしやすさ

こんな人におすすめ

TikTok LIVE

世界最大のショート動画プラットフォーム。レコメンド機能が強力で、新規リスナーを獲得しやすい。

10代〜20代中心。若年層に圧倒的な知名度。

トレンドに強く、ショート動画からファンを増やしたい人。

Pococha (ポコチャ)

DeNAが運営。時給のような報酬制度があり、初心者が安定して稼ぎやすい。アットホームな雰囲気。

20代〜40代。比較的年齢層は高め。

安定した収益を確保しながら、ファンと密な関係を築きたい人。

17LIVE (イチナナ)

台湾発祥。グローバルなユーザーが多く、大規模なイベントが頻繁に開催される。

10代〜30代。男女問わず幅広い。

華やかなイベントに参加し、トップライバーを本気で目指したい人。

BIGO LIVE (ビゴライブ)

シンガポール発祥。海外ユーザーが多く、ゲーム配信やPK配信(対戦形式)が人気。

20代中心。グローバル志向が強い。

語学力を活かしたい、ゲーム配信で活躍したい人。

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

どのアプリを選ぶべきか迷ったら、私はTikTok LIVEをおすすめします。なぜなら、その圧倒的なユーザー数と優れたレコメンド機能により、全くの無名な新人でも、コンテンツが面白ければ一夜にして数千人の前に立つチャンスがあるからです。

私の事務所「Traum」がTikTok LIVEに特化しているのも、この「誰にでもチャンスがある」という可能性に賭けているからです。

STEP2: 配信機材を準備する(結論:スマホ1台でOK)

「ライバーを始めるには、高価な機材が必要なんでしょ?」と心配するかもしれませんが、安心してください。

結論から言うと、始めるだけならスマートフォンです。

もちろん、トップライバーはより良い配信環境のために、マイクや照明、PCなどを使っています。しかし、最初からすべてを揃える必要はありません。まずはスマホ1台で始めてみて、「もっと音質を良くしたい」「もっと顔を明るく見せたい」と感じたタイミングで、少しずつ機材を揃えていくのがおすすめです。

STEP3: 配信するテーマ・内容を決める

「さて、配信を始めよう!」と思っても、「何を話せばいいかわからない…」となってしまう人がほとんどです。

そうならないために、H2-2で見つけたあなたの「好き」や「得意」を基に、配信のテーマ(軸)を決めましょう。

  • 雑談: 最もポピュラーですが、トーク力がないと難しい。
  • 歌/演奏: 得意な人にとっては強力な武器。
  • ゲーム実況: 人気のジャンル。特定のゲームに特化するとファンがつきやすい。
  • お悩み相談: リスナーとのコミュニケーションが生まれやすい。
  • 料理/食事: いわゆる「モッパン」。リアクションが重要。

毎日違うことをするより、テーマを一つに絞った方が、あなたのことを覚えてもらいやすくなります。

STEP4: プロフィールを作り込む

配信を見に来てくれたリスナーが、最初に目にするのがあなたのプロフィールです。ここで興味を持ってもらえなければ、すぐに離脱されてしまいます。

  • アイコン: あなたの顔がはっきりわかる、笑顔の写真がベスト。
  • 名前: 覚えやすく、読みやすい名前にする。
  • 自己紹介文: どんな配信をしているのか、目標は何か、などを簡潔に書く。

この3点は、リスナーがあなたをフォローするかどうかを決める重要な要素です。

STEP5: 初配信をやってみる!

準備が整ったら、あとは勇気を出して配信ボタンを押すだけです!

【島袋氏の体験談(3): 恐怖の初配信と成功のコツ】

私も最初の配信は、心臓が口から飛び出るかと思うほど緊張しました。リスナーは0人。ただただスマホの画面に向かって独り言を話す時間は、本当に地獄でした(笑)。

多くの初心者がやりがちな失敗は、「誰か来ないかな…」と黙って待ってしまうことです。これは絶対にNG。たとえリスナーが0人でも、誰かが見ている前提で、笑顔で話し続けるのです。

最初のは、自己紹介と今日の配信テーマを元気よく伝え、BGMを流すなどして「無音」の状態をなくすこと。そうすれば、ふらっと立ち寄ったリスナーが「なんだか楽しそうだな」と感じて、足を止めてくれる可能性が格段に上がります。

【業界の裏側】9割が知らない「ライバー事務所」の真実。所属は必須?

ライバー活動を始めると、必ず「事務所に所属するかどうか」という選択に直面します。SNSで「うちの事務所に入りませんか?」とDMが来たことがある人もいるかもしれません。

ここでは、事務所代表という私の立場から、業界の裏側も踏まえて「ライバー事務所」の真実をお話しします。

そもそもライバー事務所って何をしてくれる場所?

ライバー事務所とは、一言で言えば「ライバーの活動を総合的にサポートしてくれる芸能事務所のような存在」です。

具体的には、以下のようなサポートを提供してくれます。

  • 配信ノウハウの提供、マネジメント
  • スケジュール管理、目標設定のサポート
  • 税務処理などの事務的サポート
  • イベントや案件の紹介
  • トラブル発生時の対応
  • ライバー同士のコミュニティ提供

所属するメリット・デメリットを本音で解説

事務所に所属することは、良いことばかりではありません。メリットとデメリットを正しく理解した上で、判断することが重要です。

事務所所属のメリット・デメリット一覧

メリット

デメリット

✅ 成功までのノウハウを教えてもらえる

❌ 報酬の一部が手数料として引かれる(マージン)

✅ トップライバーから直接指導を受けられる可能性がある

❌ 事務所によってはノルマが課されることがある

✅ 一人では参加できない大型イベントに出られる

❌ 契約期間中は自由に辞められない場合がある

✅ 確定申告などの面倒な手続きを代行してくれる

❌ 事務所の方針と自分のやり方が合わない可能性がある

✅ 悩みを相談できる仲間やマネージャーがいる

❌ 悪質な事務所に当たってしまうリスクがある

【最重要】悪質な事務所に騙されないためのチェックリスト

残念ながら、ライバーの夢を食い物にするような悪質な事務所も存在します。

【島袋氏の経験(2): 還元率の罠と事務所の本質】

私が事務所を設立した理由の一つに、業界の不健全な構造への憤りがあります。特に注意してほしいのが「還元率100%」という甘い言葉です。

還元率100%ということは、事務所の利益は0円です。ボランティアで運営しているわけがありませんから、その実態は「何もサポートをしないから、マージンも取りません」という、ただのライバーの囲い込みであることがほとんどです。

還元率の数字の高さだけで事務所を選んではいけません。本当に見るべきは、「その事務所が、マージンに見合うだけの価値(教育、サポート、実績)を提供してくれるか」 という本質的な部分です。還元率が低くても、手厚いサポートによってあなたの収入が2倍、3倍になるなら、そちらの方が遥かに良い選択だとは思いませんか?

以下のチェックリストを使って、怪しい事務所を必ず見抜いてください。

契約書の内容を曖昧にしようとしないか?
所属ライバーの実績(具体的な名前やランク)を公開しているか?
マネージャーの経歴や実績は信頼できるか?
還元率の高さばかりをアピールしてこないか?
デメリットやノルマについて、質問に正直に答えてくれるか?
会社の所在地や連絡先が明確か?

結論:トップを目指すなら、良い事務所への所属が最短ルート

結論として、フリーで活動するか、事務所に所属するかは、あなたの目標によります。

  • お小遣い稼ぎが目的の場合: フリーで十分
  • 本気でトップライバーを目指す場合: 信頼できる良い事務所への所属が最短ルート

【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

独学でトップライバーに上り詰めるのは、羅針盤を持たずに大海原へ漕ぎ出すようなものです。不可能ではありませんが、極めて困難で、多くの時間を無駄にする可能性が高いでしょう。

良い事務所、良いマネージャーという「信頼できる羅針盤」を持つことで、あなたは正しい方向へ、最短距離で努力することができます。あなたの時間を無駄にしないためにも、事務所選びは慎重に行ってください。

ライバーに関するよくある質問(FAQ)

最後に、ライバーを目指す人からよく聞かれる質問について、私の経験から本音で回答します。

Q. 収入は実際どれくらい稼げるの?

元1億円ライバー・島袋からの回答

この質問が一番多いですね(笑)。夢のある話からすると、トップ層、つまり全体の1%未満のライバーは、年収1,000万円を超え、中には1億円以上稼ぐ人も実在します。

しかし、非常に現実的な話をすると、ほとんどのライバーは月5万円も稼げていないのが実情です。まずは「アルバイト代くらい稼げたら御の字」 と考え、地に足をつけて目標設定をすることが重要です。

収入の仕組みはアプリによって異なりますが、主に「時間報酬(時給のようなもの)」と「成果報酬(ギフトの還元)」の組み合わせです。まずは安定した時間報酬が得られるランクを目指し、徐々に成果報酬の割合を増やしていくのが王道の稼ぎ方です。

Q. 顔出ししないとダメですか?

A.必ずしも必須ではありません。「Vライバー(バーチャルライバー)」や、声だけで配信する「ラジオ配信」というスタイルもあります。しかし、一般的には顔出しをしているライバーの方が、リスナーとの親近感が湧きやすく、ファンを獲得しやすい傾向にあります。顔出しに抵抗がないのであれば、するに越したことはありません。

Q. 毎日配信しないと忘れられますか?

A.はい、残念ながら忘れられます。特に初心者のうちは、毎日配信して顔と名前を覚えてもらうことが非常に重要です。トップライバーになれば多少の休みは許されますが、それでも週に4〜5日は配信している人がほとんどです。まずは「毎日決まった時間に配信する」ことを目標に生活リズムを組み立ててみてください。

Q. 学生や社会人でも両立できますか?

A. 可能です。 実際に、学生や会社員をしながらトップライバーとして活躍している人はたくさんいます。重要なのは、学業や本業に支障が出ない範囲で、配信時間をどうやって確保するかというタイムマネジメントです。例えば「平日は毎日21時から23時まで」というように、自分の生活スタイルに合った配信スケジュールを立てることが成功の鍵です。

Q. 話すのが得意じゃなくてもライバーになれますか?

A. なれます。 H2-2でもお伝えした通り、重要なのは「話す力」よりも「聞く力」です。また、「無言でひたすら絵を描く」「超絶技巧のピアノ演奏を披露する」など、トーク以外のスキルでファンを魅了しているライバーもたくさんいます。あなただけの武器を見つけることができれば、トーク力は必須ではありません。

まとめ:あなたにはトップライバーの素質がある。あとは一歩踏み出す勇気だけ

【島袋氏の最後のメッセージ】

ここまでこの記事を読み進めてくれたあなたは、本当に素晴らしいです。そして、もしあなたが「自分はライバーに向いているかもしれない」と少しでも感じたなら、それは間違いなくトップライバーになれる素質を秘めている証拠です。

なぜなら、多くの人は、この記事を読む前に「どうせ無理だ」と諦めるか、記事の途中で厳しい現実を知って「やっぱりやめよう」と去っていくからです。

ライバーは、決して楽な道ではありません。しかし、自分の力でファンを増やし、その応援を直接感じながら、自分の人生を自分の手で切り拓いていく喜びは、他の何物にも代えがたい、最高の経験です。

最後に、あなたがライバーに向いているかどうか、もう一度チェックしてみましょう。

ライバー適性・最終チェックリスト


✅ 人を喜ばせることが好きだ
✅ 決めたことをコツコツ続けられる
✅ 批判されても簡単にはへこたれない
✅ 何か一つでも「好き」と言えるものがある
✅ 毎日2時間程度の時間を確保できる
✅ SNSで人と交流するのは苦ではない
✅ 他人のアドバイスを素直に聞ける
❌ 短期間で楽に稼ぎたいと思っている
❌ 他人と自分を比べてすぐに落ち込む
❌ 安定した収入が何よりも大切だ

Yesが多かったあなた。おめでとうございます。あとは、その一歩を踏み出す勇気だけです。

もしあなたが本気でトップライバーを目指したいなら、次は「誰と、どうやって努力するか」 が最も重要になります。

私が代表を務めるライバー事務所「Traum(トラウム)」では、投げ銭総額1億円を超えた私自身の経験と、数多くのライバーを育成してきたノウハウのすべてを、所属ライバーに提供しています。

  • 「もっと具体的な話を聞いてみたい」
  • 「自分の適性をプロの視点から判断してほしい」
  • 「Traumのサポート体制について詳しく知りたい」

そう感じた方は、ぜひ一度、下のLINEからお気軽にご連絡ください。あなたからのご相談に、私、島袋が直接目を通し、お答えします。

もちろん、無理な勧誘は一切しません。あなたの挑戦を、本気で応援することをお約束します。

この記事を書いた人
著者写真
島袋 諒
株式会社Traum 代表取締役

株式会社Buhne代表取締役。自身も累計投げ銭総額1億円を超えるトップライバーとしての実績を持つ。
その経験とWebマーケティングの知見を活かし、TikTok LIVE専門のライバー事務所「株式会社Traum」を設立。

ライバーが長期的に活躍できる環境作りをミッションに掲げ、手厚いサポート体制を構築している。
社名のTraum(ドイツ語で「夢」)には、ライバーと共に夢を追いかけたいという想いが込められている。

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