- ライバーの教科書 -

2025.8.21

知識・ノウハウ

【1億円ライバーが断言】ライバーの将来性は“甘くない”が“夢はある”|成功の全条件と厳しい現実

ライバーという職業の将来性について、あなたは今、期待と不安の入り混じった気持ちで情報を探していることでしょう。結論から言います。ライバーの将来性は「やり方次第で青天井、ただし99%が途中で挫折する厳しい世界」です。私、投げ銭総額1億円超えの元トップライバー兼事務所代表の島袋が、巷のキラキラした情報だけでは見えない市場の真実、稼げる人の思考法、そしてあなたがこれから進むべき具体的な道筋を、私の全経験を基に本音で語ります。

  1. データと実体験で語る、ライバー市場の「本当の将来性」と収益構造
  2. 私が育成した100人以上の実例から導き出した「成功する人 vs 挫折する人」の決定的違い
  3. 未経験から月収30万円を現実的に目指すための、具体的な5ステップ戦略選び方

さあ、覚悟はいいですか?ライバーとしてのあなたの未来を左右する、本当の話を始めましょう。

【結論】ライバーの将来性を問うあなたへ。まず、この現実を知ってください

この記事の冒頭で、なぜ私がこれほど厳しい言葉を投げかけるのか。それは、あなたに遠回りをしてほしくない、本気で成功してほしいと心から願っているからです。

トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ

私が長年、多くのライバー志望者と面談してきて断言できるのは、「楽して稼ぎたい」という気持ちでトップになった人は一人もいない、ということです。

多くの人が、ライバーを「好きなことを話したり歌ったりしてお金がもらえる楽な仕事」だと勘違いしています。しかし、それは全くの誤解です。ライバーとは、一個人がメディアとなり、ファンという顧客に価値を提供し、収益を上げる「事業」そのものです。 このマインドセットを持てるかどうかが、成功と失敗を分ける最初の、そして最も重要な分岐点なのです。

「将来性がある/ない」の二元論が間違いである理由

「ライバーに将来性はありますか?」という質問は、いわば「飲食店を開業したいのですが、儲かりますか?」と聞いているのと同じです。答えは「やり方次第」以外にありえません。

駅前の一等地に店を構えても、不味くてサービスが悪ければ潰れます。一方で、路地裏の小さな店でも、味と戦略で熱狂的なファンを掴めば、行列のできる繁盛店になります。

ライバーの世界も全く同じです。市場の成長性という追い風は確かに吹いています。しかし、その風に乗れるかどうかは、全てあなた自身の戦略と努力にかかっているのです。「将来性があるから安泰」でもなければ、「競争が激しいから無理」でもありません。

あなたが求める「将来性」とは?(収益、生きがい、キャリア)

一度、あなた自身に問いかけてみてください。あなたが「将来性」という言葉に託している本当の願いは何でしょうか?

  • 安定した収益を得ることですか?
  • 好きなことで生きていくという、生きがいですか?
  • 会社員以外のキャリアを築くことですか?

この問いの答えによって、あなたの目指すべき道筋は大きく変わります。月5万円の副収入が欲しいのか、それとも月100万円を稼ぐトップライバーになりたいのか。まずはあなた自身のゴールを明確にすることが、将来性を現実にするための第一歩です。

この記事が約束すること:成功率を1%から10%に引き上げるための思考法

この記事は、単に「将来性はあるよ」と無責任な希望を語るものではありません。また、「稼ぐための小手先のテクニック」を羅列するものでもありません。

この記事があなたに提供するのは、数多のライバルが気づいていない「成功の本質」です。私がトップライバーとして、そして事務所代表として、数多くの成功と失敗の現場から導き出した「稼げるライバーの思考法」を、余すところなくお伝えします。

これを理解し、実践すれば、あなたはその他大勢の「99%の挫折する側」から抜け出し、「1%の成功する側」に食い込むためのスタートラインに立てるはずです。いや、私はあなたの成功確率を10%にまで引き上げてみせます。それだけの覚悟で、私はこの記事を書いています。

【マクロ分析】データで見るライブ配信市場の“揺るぎない”将来性

個人のマインドセットの重要性をお話しましたが、そもそも戦う市場が縮小していては話になりません。その点、ライブ配信市場の将来性は、客観的なデータに基づいても「極めて有望」と言えます。

市場規模は2028年に1兆円超え?右肩上がりの市場動向

ライブ配信の市場は、驚異的なスピードで拡大を続けています。

株式会社サイバーエージェント傘下のCyberZの調査によると、日本のライブ配信市場は2023年に793億円規模に達し、2028年には1兆745億円に達すると予測されています。

このグラフが示す通り、市場は今後も力強い成長が見込まれています。これは、あなたがこれから参入しようとしているのが、衰退産業ではなく、成長のど真ん中にあるエキサイティングな市場だということを意味しています。

なぜ市場は伸び続けるのか?3つの推進要因

なぜこれほどまでに市場は成長し続けるのでしょうか。その背景には、大きく分けて3つの要因があります。

要因1:5G/6G普及による「いつでもどこでも高画質」の実現

通信技術の進化は、ライブ配信の質を劇的に向上させました。かつては途切れがちだった映像も、5Gの普及により、今やスマートフォン1台でテレビ局レベルの高画質な配信が可能です。

これにより、視聴者体験は格段に向上し、配信者側も参入のハードルが大きく下がりました。今後、さらに次世代の通信規格が普及すれば、この流れはますます加速するでしょう。

要因2:投げ銭文化の定着と収益モデルの多様化

ライブ配信における「投げ銭(ギフティング)」は、もはや特別なものではなく、クリエイターを応援するための文化として社会に広く浸透しました。これにより、ライバーはファンからの直接的な支援によって収益を得られるようになりました。

さらに、後述する企業案件やサブスクリプションなど、収益モデルが多様化したことで、ライバーはより安定した収入を得られる可能性が広がっています。

要因3:ライブコマースなど他業界との連携拡大

ライブ配信の活用は、エンターテインメントの領域に留まりません。

商品をリアルタイムで紹介・販売する「ライブコマース」や、教育、フィットネス、音楽ライブなど、あらゆる業界でライブ配信技術の導入が進んでいます。これは、ライバーの活躍の場が、単なる配信アプリの中だけでなく、社会全体に広がっていくことを示唆しています。

「コロナ禍の巣ごもり需要で伸びただけでは?」という声も聞かれますが、それは本質を見ていません。確かにコロナ禍は市場拡大の大きなきっかけとなりました。しかし、そこで生まれた「ライブ配信で人と繋がり、楽しむ」という文化は、一過性のブームではなく、人々の生活に根付いた新たなコミュニケーション様式です。コロナが落ち着いた今も市場が伸び続けているのが、その何よりの証拠です。

【ミクロ分析】あなたの将来性は?「稼げるライバー」の収益と思考法

さて、市場全体が有望であることはご理解いただけたでしょう。ここからは、あなた個人の問題、つまり「どうすれば自分が稼げるようになるのか」という、最も知りたいであろう核心に迫ります。

事務所代表としての補足|島袋 諒平

ここからが本題です。市場が有望でも、全員が稼げるわけではありません。私がトップライバーになる過程、そして100人以上のライバーを育成してきた中で見えてきた「収入の壁」と、それを超える人の特徴を具体的にお話します。巷に溢れる「誰でも簡単」という言葉を鵜呑みにせず、現実を直視してください。

ライバーのリアルな収入ピラミッド

ライバーの収入格差は、想像以上に大きいのが現実です。私の経験則から、収入階層は以下のようなピラミッド構造になっています。

ライバーの収入階層別ピラミッド図

  • トップ層(月収100万〜):上位1%の経営者マインド
    • ごく一握りのトップライバーです。彼ら彼女らは、単なる配信者ではなく、ファンコミュニティを運営する「経営者」です。常にデータに基づいた戦略を立て、自身のキャラクターという商品をどう売るかを考え抜いています。
  • ミドル層(月収10〜50万):副業でも到達可能な“プロ”の領域
    • 全体の約10%ほど。専業ライバーとして生活したり、副業でも十分な収入を得たりできるレベルです。ここまで到達できれば、プロのライバーと言えるでしょう。明確な目標設定と、それを達成するための継続的な努力ができています。
  • ビギナー層(月収1〜10万):多くの人がぶつかる「継続の壁」
    • ライバーの約40%がこの層に位置します。お小遣い程度の収入は得られるものの、なかなか突き抜けられない状態です。毎日の配信を「作業」と感じ始め、モチベーションの維持に苦しむ人が多いのが特徴です。
  • 撤退層(月収1万未満):約50%が3ヶ月以内に去る世界
    • 残念ながら、ライバーの半数近くは、ほとんど収益を上げられないまま3ヶ月以内に市場から去っていきます。「思っていたのと違った」と感じ、継続することができなくなるのです。

あなたの目標は、まず「ビギナー層」を早々に抜け出し、「ミドル層」に定着すること。そして最終的に「トップ層」を目指すことです。

収入の源泉は4種類!収益モデルの完全ガイド

ライバーの収入源は、主に4つに分類されます。これらの組み合わせによって、収入の安定性と上限が決まります。

収益モデル

概要

メリット

デメリット

① 投げ銭

視聴者がアイテムを購入し、ライバーに贈ることで収益が発生する。最も基本的な収入源。

 ファンの熱量次第で、短時間で大きな収益を得られる可能性がある(青天井)。

 収入が不安定になりがち。ファンとの関係構築が不可欠。

② 時給(時間報酬)

配信時間に応じて、プラットフォームから報酬が支払われる。Pocochaなどが代表的。

安定した収入基盤になる。初心者でも確実に収益を得られる。

上限が決まっている。時給を上げるにはランクアップが必要。

③ 企業案件

企業から依頼を受け、商品やサービスを配信で紹介することで報酬を得る。

1件あたりの単価が高い。自身のブランディングに繋がる。

一定以上のフォロワーや影響力が必要。

 ④ その他

オリジナルグッズ販売、有料メンバーシップ(サブスク)、イベント出演など。

収益源の多様化。ファンとのエンゲージメント強化。

企画・制作の手間がかかる。セルフプロデュース能力が問われる。

トップライバーは、これらの収益源を巧みに組み合わせています。まずは「投げ銭」と「時給」で安定した基盤を作り、影響力が高まるにつれて「企業案件」や「その他」の収益を伸ばしていくのが王道の戦略です。

【最重要】私が育成した100人以上から見抜いた、成功する人と挫折する人の決定的違い

では、どうすれば収入ピラミッドを駆け上がれるのか。機材やトークスキルも重要ですが、本質はそこではありません。私が育成してきた数多くのライバーたちの実例から見えてきた、成功者と挫折者を分ける決定的な違いは、「思考」「行動」「分析力」の3つに集約されます。

島袋氏の体験談

私が運営する事務所Traumで、A君というライバーを育成した時の話です。彼は当初、他のライバーと同じように毎日配信するものの、ファンは増えず、収益も月1万円程度で伸び悩んでいました。

私は彼にたった一つのアドバイスをしました。「配信を『自分の話を聞いてもらう場』から、『たった一人の視聴者をとことん楽しませる場』に変えてみろ」と。

A君はその日から、視聴者一人ひとりの名前を覚え、コメントを丁寧に拾い、前回の会話内容を踏まえた上で話しかけるようにしました。配信は「作業」から「価値提供」に変わりました。その結果、彼の熱意が伝わり、コアなファンが付き始め、3ヶ月後には月収50万円を達成するトップライバーの仲間入りを果たしたのです。

このA君の事例に、成功のエッセンスが詰まっています。

思考の差:配信を「作業」と捉えるか「価値提供」と捉えるか

挫折する人は、配信を「1時間話す」「2時間歌う」といった作業だと考えます。だから「今日も疲れたけど、ノルマだから配信しないと…」という思考に陥ります。

一方、成功する人は、配信を価値提供の場だと考えます。「今日はどうやって視聴者さんを楽しませようか」「この人に笑ってもらうために何を話そうか」と考えます。この根本的なマインドセットの違いが、配信の質、そしてファンの熱狂度を決定的に変えるのです。

行動の差:「継続」の定義が違う(毎日配信は前提条件)

「継続が大事」と言うと、多くの人は「毎日配信すること」だと考えます。しかし、トップを目指す世界では、毎日配信はスタートラインに立つための前提条件でしかありません。

成功する人の「継続」とは、「毎日、昨日より0.1%でも良い配信をしようと改善し続けること」を指します。ただ時間を消化するのではなく、目的意識を持った継続ができるか。この行動の質が、半年後、1年後に圧倒的な差を生むのです。

分析力の差:感覚ではなく、データでファンと対話できるか

挫折する人は、視聴者の反応を「今日は盛り上がったな」「今日は静かだったな」という感覚でしか捉えません。一方、成功する人は、配信プラットフォームが提供する分析ツールを徹底的に使いこなし、データでファンと対話します。「どの時間帯が一番視聴者が多いのか」「どんな話題の時にコメントが増え、ギフトが贈られたのか」。これらのデータを分析し、仮説を立て、次の配信で検証する。このPDCAサイクルを回せる分析力こそ、再現性高くファンを増やし、収益を伸ばすための最強の武器です。

【光と影】あなたがライバーになる前に知るべき“厳しい現実”

ここまでライバーとして成功するためのマインドやスキルについてお話してきましたが、この世界の「影」の部分、つまり厳しい現実からも目を背けてはいけません。

トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ

キラキラした世界の裏側には、必ず影があります。ここからお話することは、決して楽な話ではありません。しかし、この現実を知り、対策を打てるかどうかで、あなたのライバー生命は大きく変わります。私があなたに伝えたいのは、無責任な夢ではなく、現実を踏まえた上で、それでも掴み取る価値のある夢の話です。

99%が挫折する3大理由

なぜ多くの人が志半ばでライバーを辞めてしまうのか。その理由は、主に3つあります。

理由1:「思っていたより稼げない」収益化の壁

最も多い挫折理由です。最初の数ヶ月は、時給報酬があったとしても、数百円から数千円にしかならないことも珍しくありません。この「理想と現実のギャップ」に耐えきれず、「時間を切り売りするアルバイトの方がマシだ」と感じて辞めてしまうのです。

理由2:「ファンが増えない」孤独とモチベーションの壁

誰も見ていない、コメントもつかない配信を続けるのは、想像以上に孤独で、精神的に辛いものです。自分の存在価値を否定されているように感じ、モチベーションが続かなくなります。「自分には才能がないんだ」と諦めてしまうケースです。

理由3:「メンタルの消耗」アンチコメントと心無い言葉

人気が出始めると、必ずと言っていいほど直面するのがアンチコメントや誹謗中傷です。顔も知らない相手からの心無い言葉に傷つき、心が折れてしまうライバーは後を絶ちません。メンタルを健全に保つ術を知らないと、配信自体が苦痛になってしまいます。

【島袋氏直伝】トップライバーが実践するアンチ・誹謗中傷への唯一の対処法

アンチコメントへの対処は、ライバーを続ける上で避けては通れない重要なテーマです。

元1億円ライバー・島袋からの回答

Q. アンチコメントが怖くて配信を始められません…

A. はい、その気持ちは痛いほどわかります。私自身もトップライバー時代、数え切れないほどのアンチコメントや、事実無根の噂を流された経験があります。正直、心が折れそうになったことも一度や二度ではありません。

しかし、覚えておいてほしいのは、トップライバーほど多くのアンチを抱えているという事実です。それは、あなたの発信が多くの人の目に触れている証拠であり、影響力が出てきた勲章のようなものです。

私の経験上、アンチへの最善の対処法は「①毅然と無視する(相手にしない)、②悪質なものは記録して通報する、③そして何より、応援してくれる1人のファンを100倍大切にすること」です。アンチの相手をする時間は、あなたを応援してくれるファンのために使ってください。それが、あなたとあなたのファンを守る、最も誠実で強力な方法です。私が代表を務めるTraumでは、こうしたメンタルケアや、顧問弁護士と連携した法的な対処法についても、私の実体験を基に所属ライバーを全力でサポートしていますので、一人で抱え込む必要はありません。

会社員からライバーになって失うもの、得られるもの

もしあなたが本気で専業ライバーを目指すなら、今の生活と比べて何を失い、何を得られるのかを冷静に考える必要があります。

  • 失うもの: 毎月決まった日に振り込まれる「安定した給料」、会社の「社会的信用」、決められた業務時間外の「プライベートな時間」。
  • 得られるもの: 自分の努力がダイレクトに収入に反映される「やりがい」、時間や場所に縛られない「自由な働き方」、ファンとの繋がりから生まれる「お金では買えない喜び」、そして何より「自分の人生を自分でコントロールしている」という実感。

どちらが良い悪いではありません。あなたがどちらの人生を歩みたいか、という価値観の問題です。

【実践ロードマップ】未経験から月収30万円を現実的に目指す5ステップ

さて、市場の将来性を理解し、成功者のマインドと厳しい現実も知った上で、それでも「挑戦したい」とあなたの心が燃えているなら、ここからは具体的な行動計画です。未経験からでも、着実に月収30万円の「ミドル層」を目指すためのロードマップを5つのステップで示します。

Step 1: 自己分析とコンセプト設計(あなたは誰に、どんな価値を届けたいか?)

いきなり配信を始めるのは愚策です。まずは、あなたという「商品」のコンセプトを固めましょう。

  • Who(誰に?): あなたは、どんな視聴者に来てほしいですか?(例:同年代のゲーム好き、仕事に疲れたサラリーマン)
  • What(何を?): あなたは、その人たちにどんな価値(コンテンツ)を提供しますか?(例:共感できる雑談、圧倒的なゲームスキル、心癒される歌声)
  • Why(なぜ?): なぜ他のライバーではなく、あなたを見る必要があるのですか?(あなたの独自性、強み)

この「誰に、何を、なぜ」を突き詰めることが、ブレない活動の軸を作ります。

Step 2: プラットフォーム選定(TikTok LIVE, Pococha, 17LIVE… あなたに合うのは?)

コンセプトが決まったら、それを最も届けやすいプラットフォームを選びます。各アプリには特徴があり、あなたの戦略によって最適な場所は異なります。

主要ライブ配信アプリ特徴比較表

プラットフォーム

主要ユーザー層

収益システム

特徴

こんな人におすすめ

TikTok LIVE

10代〜20代中心

投げ銭

ショート動画からの流入が強力。爆発的な認知獲得の可能性。

トレンドに強く、ショート動画作成が得意な人。

Pococha

 20代〜40代中心

投げ銭+時給

時給制度があり、安定した収益を得やすい。ファミリー(ファンクラブ)機能が強い。

コツコツ継続し、ファンと密なコミュニケーションを築きたい人。

17LIVE

20代〜30代中心

投げ銭

 イベントが多く、一攫千金のチャンスがある。グローバルなユーザーが多い。

競争を勝ち抜く自信があり、イベントでトップを目指したい人。

BIGO LIVE

20代~30代中心

投げ銭

外ユーザーが多く、PK配信(対戦形式)が盛ん。

グローバルに活躍したい人、ゲーム配信をしたい人。

最初は1つのプラットフォームに集中することをおすすめします。私の事務所Traumは特にTikTok LIVEの攻略に強みを持っていますが、あなたの特性に合った場所を選ぶことが最も重要です。

Step 3: 配信環境の構築(必要な機材はスマホ1台と〇〇だけ)

高価な機材は不要です。最初は以下の3つがあれば十分です。

  1. スマートフォン: 近年のモデルであれば十分な性能です。
  2. スマートフォンリングライト: 顔色を明るく見せるだけで、印象は劇的に変わります。3,000円程度のものでOK。
  3. スマートフォンスタンド: 手ブレを防ぎ、安定した画角を保つために必須です。2,000円程度。

合計5,000円程度の初期投資で、あなたの配信クオリティは格段に上がります。

Step 4: 初配信から1ヶ月でやるべきこと(最初のファン10人の作り方)

いよいよ配信開始です。最初の1ヶ月は、収益よりも「あなたのことを応援してくれるファンを10人作ること」を目標にしてください。

  • 毎日同じ時間に配信する: 視聴者にあなたの存在を覚えてもらうため。
  • 来てくれた人の名前を必ず呼ぶ: 「〇〇さん、来てくれてありがとう!」の一言がファンを育てます。
  • プロフィールを充実させる: あなたがどんな人で、どんな配信をしているのか一目でわかるように。
  • SNSで配信告知をする: X(旧Twitter)やInstagramを活用し、配信外でもファンと繋がる。

この地道な活動が、将来の大きな成功の土台となります。

Step 5: データ分析と改善のサイクル(トップライバーのPDCA術)

Step 4を続けながら、1週間ごとにデータを見直しましょう。

  • Plan(計画): 「今週は〇〇という話題で、コメントを10%増やす」という仮説を立てる。
  • Do(実行): 計画に基づいて配信する。
  • Check(評価): 配信後、アナリティクスで視聴時間、コメント数、ギフト数などを確認する。計画通りにいったか?
  • Action(改善): なぜ上手くいったのか、なぜダメだったのかを分析し、次のPlanに活かす。

このPDCAサイクルこそ、感覚に頼らず、再現性を持って成長していくための心臓部です。

【成功の鍵】なぜトップライバーの9割は事務所に所属するのか?

ここまで独学で成功するためのロードマップを示してきましたが、トップを目指すライバーの9割以上がライバー事務所に所属しているという事実があります。それはなぜでしょうか。

事務所代表としての補足|島袋 諒平

独学でトップを目指すのは、羅針盤も海図も持たずに、たった一人で大海原に漕ぎ出すようなものです。偶然、宝島に辿り着く幸運な人もいるかもしれませんが、ほとんどは道に迷い、嵐にのまれてしまいます。

私が事務所を運営しているのは、才能と情熱がありながら、正しい航海術を知らないばかりに夢を諦めていくライバーの姿を、嫌というほど見てきたからです。

ここでは「良い事務所」が提供する本質的な価値と、業界の裏側を踏まえた上で「悪い事務所」を見抜く方法を、包み隠さずお教えします。

還元率の数字に騙されるな!事務所選びで本当に見るべき3つのポイント

多くの初心者ライバーが、事務所選びで「還元率」の高さばかりを気にしてしまいます。しかし、それは本質ではありません。本当に見るべきは、数字の裏にある「サポートの質」です。

Point 1:育成ノウハウの体系化とマネージャーの質

良い事務所には、成功までの道筋を示す、体系化された育成ノウハウがあります。そして、そのノウハウをあなたに合わせて提供し、二人三脚で伴走してくれる優秀なマネージャーの存在が不可欠です。「何かあったら相談してね」という放任主義ではなく、定期的な面談やデータ分析に基づいた具体的なアドバイスをくれるかどうかが重要です。

Point 2:事務所が持つイベントや案件の「独占性」

有力な事務所は、個人では参加できないような大型イベントの出場枠や、高単価な企業案件を持っています。これらは、あなたの知名度と収益を飛躍させる大きなチャンスとなります。事務所がどのような実績を持っているか、具体的に確認しましょう。

Point 3:法務・税務などプロとしてのバックアップ体制

人気が出ると、契約書の確認や確定申告といった、配信以外の専門的な業務が増えてきます。こうした法務・税務面をプロがしっかりサポートしてくれるかどうかも、あなたが安心して活動に集中するために極めて重要なポイントです。

こんな事務所は危険!悪質事務所を見抜くチェックリスト

残念ながら、ライバーを食い物にするような悪質な事務所も存在します。以下の点に一つでも当てはまる場合は、契約を慎重に検討してください。

契約内容について、書面ではなく口頭でしか説明しない。
「誰でも簡単に稼げる」といった甘い言葉で契約を急がせる。
違約金や契約期間の縛りが、不当に厳しい。
所属ライバーの成功事例が曖昧で、具体的な数字を示せない。
事務所の公式サイトや住所が不明瞭。

所属はゴールではない。事務所を「活用し倒す」ための思考法

事務所は、あなたを成功させてくれる魔法の箱ではありません。事務所はあくまで、あなたの努力を何倍にも増幅させるための「ブースター」です。

所属することに満足するのではなく、「マネージャーの知識を全て吸収してやる」「事務所の持つリソースを使い倒してやる」という気概を持ってください。その主体性こそが、事務所という強力なエンジンを最大限に活用し、あなたをトップライバーへと押し上げる推進力になるのです。

FAQ:ライバーの将来性に関するよくある質問

最後に、ここまでで触れきれなかった、ライバーの将来性に関する細かい疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q.  顔出しなしのVライバーやラジオ配信でも将来性はありますか?

A. はい、十分に将来性はあります。実際に、顔出しをせずにトップクラスの人気と収益を得ているVライバーやラジオ配信者は数多く存在します。重要なのは、顔を出すかどうかではなく、「声」や「キャラクター」「トーク」といった、あなたの強みで視聴者を魅了できるかです。むしろ、身バレのリスクが低いことから、副業として始めやすいというメリットもあります。

Q.  会社員ですが、副業でライバーをすることは可能ですか?注意点は?

A. 可能です。実際に、副業から始めて成功しているライバーは非常に多いです。注意点としては、まず会社の就業規則で副業が禁止されていないかを確認すること。次に、本業に支障が出ないよう、無理のない配信スケジュールを立てることです。確定申告が必要になるケースもあるので、収益が年間20万円を超えたら税務署や専門家に相談しましょう。

Q.  ライバーとVTuber、YouTuberとの違いは?どれが一番おすすめ?

A. 最大の違いは「リアルタイム性」と「収益化のスピード」です。

  • ライバー: リアルタイムのコミュニケーションが主体。投げ銭により、活動初期から収益化しやすい。
  • VTuber: アバターを使った活動形態。ライバーとYouTuberの両方の側面を持つ。
  • YouTuber: 編集された動画コンテンツが主体。収益化までに時間がかかるが、資産性が高い。

どれが一番というものはありません。あなたの特性や、どんな活動をしたいかによって選ぶべきです。瞬発力とファンとの対話が好きならライバー、作り込んだ世界観で勝負したいならYouTuberが向いているでしょう。

Q.  必要なスキルや才能はありますか?

【元1億円ライバー・島袋からの回答】

Q. 結局、トーク力やルックスといった才能がないと無理なのでは?

A. 多くの人がそう思い込んでいますが、それは本質ではありません。私が数多くのライバーを見てきた中で、最も重要だと断言できるスキル、それは「素直さ」と「継続力」です。

どれだけトークが上手くても、人からのアドバイスを素直に聞けない人は伸びません。どれだけルックスが良くても、三日坊主で終わってしまっては成功できません。

逆に言えば、特別な才能がなくても、ファンの声やマネージャーのアドバイスを素直に実行し、それをひたむきに「継続」できる人こそが、最終的に大きな成功を掴むのです。あなたにその覚悟があるなら、才能は後からいくらでもついてきます。

まとめ:覚悟は決まりましたか?あなたの挑戦を全力でサポートします

この記事では、ライバーの将来性について、市場の客観的なデータから、成功するための思考法、そして厳しい現実まで、私の知る全てをお話してきました。

この記事の要点を、あなたがトップライバーを目指すための最終チェックリストとしてまとめます。全ての項目に、自信を持ってチェックを入れられるか、自問自答してみてください。

トップライバーを目指すための要点チェックリスト

ライバーを「事業」と捉える覚悟があるか
市場データから将来性を客観的に理解したか
成功者の思考法と挫折者の違いを学んだか
アンチやメンタル問題への対処法を知ったか
成功への5ステップを理解したか
良い事務所を見抜くポイントを把握したか

全ての項目にチェックを入れられたあなたなら、もうライバーの将来性について漠然とした不安を抱く必要はありません。あなたの目の前には、厳しいけれど、夢のある道が確かに拓けています。

【最後のメッセージ】

トラウム代表・島袋からの行動喚起
ここまで読んで、あなたの心に火がついたのなら、次は行動あるのみです。

ライバーの将来性は、誰かに与えられるものではなく、あなた自身がその手で創り出すものです。

しかし、その挑戦は、決して一人で戦う必要はありません。私がトップライバーとして培った経験と、我々Traumが持つ全てのノウハウが、あなたの挑戦を強力にバックアップします。

まずは、あなたが今抱えている不安や、叶えたい目標を、私に直接ぶつけてみませんか?オンラインでの無料相談で、あなたの可能性を、私がこの目で見極め、一緒に探します。

扉は開かれました。あとは、あなたがその一歩を踏み出すだけです。

この記事を書いた人
著者写真
島袋 諒
株式会社Traum 代表取締役

株式会社Buhne代表取締役。自身も累計投げ銭総額1億円を超えるトップライバーとしての実績を持つ。
その経験とWebマーケティングの知見を活かし、TikTok LIVE専門のライバー事務所「株式会社Traum」を設立。

ライバーが長期的に活躍できる環境作りをミッションに掲げ、手厚いサポート体制を構築している。
社名のTraum(ドイツ語で「夢」)には、ライバーと共に夢を追いかけたいという想いが込められている。

一覧へ戻る