- ライバーの教科書 -
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2025.8.29
知識・ノウハウ
TikTokの投稿時間選びは、あなたの動画がバズるか埋もれるかを決める重要な戦略です。しかし、巷に溢れる「おすすめ時間」を鵜呑みにするだけでは不十分。私、元トップライバー兼事務所代表の島袋が、多くのライバーを成功に導いた経験から、データに基づきあなただけの最適時間を見つける本質的な分析術と、競合が見落とす戦略的な投稿時間の考え方を本気で伝えます。
この記事を読めば、以下の3つが明確になります。
この記事を読み終える頃には、あなたはもう投稿時間に迷うことはなくなり、自信を持って動画を投稿できるようになっているでしょう。本気でトップを目指すあなたにだけ、私の全てを伝えます。
「結局、いつ投稿すればいいんだ？」その疑問に、まず結論から答えましょう。
様々なデータや私の経験則を統合すると、TikTokで動画が伸びやすい、いわゆる「ゴールデンタイム」は存在します。これは多くのユーザーがTikTokを開いている時間帯であり、投稿のエンゲージメントを高める上で基本となる考え方です。
まずは以下の表で、その基本の時間帯を頭に入れてください。
時間帯 | 平日（月～金） | 休日（土日・祝） | 主なターゲットと行動 |
朝 | ◎ | 〇 | 通勤・通学中の学生、社会人 |
昼 | ◎ | 〇 | 昼休み中の学生、社会人 |
夕 | 〇 | ◎ | 放課後の学生、主婦層 |
夜 | ◎ | ◎ | 全ての層のリラックスタイム |
平日は、多くの人の生活リズムが固定されています。そのため、狙うべき時間も明確です。
休日は平日と比べて人々の行動が多様化しますが、それでもアクティブユーザーが集中する時間帯は存在します。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
今、紹介した時間帯は、いわば「交通量の多い大通り」のようなものです。多くの人が通るからチャンスも多い。しかし、全員が同じ大通りを目指せば、当然そこは激戦区になります。
大切なのは、この時間帯を鵜呑みにすることではありません。「なぜ」この時間が良いのか、その本質を理解することです。その本質を理解して初めて、あなただけの「抜け道」や「最短ルート」を見つけることができるのです。次のセクションで、その「なぜ」を徹底的に解説します。
「おすすめの時間帯」が分かったところで、一歩踏み込んで「なぜ、その時間帯がバズりやすいのか？」を理解しましょう。この理由を知っているか否かが、長期的に成果を出せるかどうかの分かれ道になります。
理由は大きく分けて2つあります。それは「ユーザーの生活サイクル」と「TikTokアルゴリズムの仕組み」です。
これは非常にシンプルな原理です。あなたの動画を見てくれる視聴者がいなければ、再生数は伸びません。つまり、TikTokを開いている人（アクティブユーザー）が最も多い時間帯に投稿することが、最も効率的なのです。
前のセクションで挙げた「朝の通勤・通学時間」「昼休み」「夜のリラックスタイム」は、まさに学生や社会人といった主要なユーザー層が、一斉にスマホを手に取る時間帯です。
この時間に投稿することで、より多くの人の「おすすめ」フィードにあなたの動画が表示される初期衝動を得ることができます。
【事務所代表としての補足｜島袋 諒平】
私が育成するライバーには、必ず「あなたの動画を一番見せたい相手は誰？」と問いかけます。なぜなら、ターゲットによって最適な投稿時間は微妙に異なるからです。
例えば、もしあなたが主婦向けのライフハック動画を発信しているなら、子どもを送り出した後の平日の午後（14:00-16:00）も強力なゴールデンタイムになり得ます。この時間は、一般的なゴールデンタイムからは外れますが、ターゲット層が最も集中している「あなただけのゴールデンタイム」なのです。このように、一般論と自分のターゲット層の生活を重ね合わせて考える視点が重要です。
TikTokでバズるためには、アルゴリズムに「この動画はユーザーにとって価値がある」と判断してもらう必要があります。
TikTokのアルゴリズムは、投稿直後の1時間から2時間のユーザーの反応を非常に重視しています。この「初速」で高いエンゲージメント（いいね、コメント、シェア、保存、視聴完了率など）を獲得した動画を、「質の高いコンテンツ」と判断し、さらに多くのユーザーへ爆発的に拡散させるのです。
もうお分かりですね。アクティブユーザーが多いゴールデンタイムに投稿するということは、この「初速」を稼ぐ上で圧倒的に有利になるということです。
閑散とした時間帯に投稿して100人にしか表示されないのと、ゴールデンタイムに投稿して1,000人に表示されるのとでは、得られる初速エンゲージメントの総量に大きな差がつくのは当然の結果です。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
TikTokのアルゴリズムは非常に賢く、単なる再生数だけでは評価しません。ユーザーがその動画にどれだけ夢中になったかを見ています。
具体的には、視聴完了率（最後まで見たか）、いいね、コメント、シェア、そして特に重要視されているのが保存です。「後でもう一度見たい」と思わせるほどの価値を提供できたかどうかが、アルゴリズム評価の大きな鍵を握っています。だからこそ、多くの人がアクティブで、これらの反応を得やすい時間帯に投稿する初期戦略が非常に有効なのです。
さて、ここからが本題です。一般的なゴールデンタイムと、その理由を理解したあなたが次にするべきことは、「あなただけのアカウントにとっての本当のゴールデンタイム」を見つけ出すことです。
その最強の武器が、TikTokに無料で備わっている「インサイト機能」です。このセクションでは、インサイト機能を使った分析の全手順を、誰でもできるようにイチから解説します。
インサイト機能を使うには、アカウントの種類を「個人アカウント」から「ビジネスアカウント」に切り替える必要があります。これは無料で、1分もあれば完了します。
ビジネスアカウントに切り替えると、プロフィール画面から「インサイト」データを見られるようになります。
この「フォロワー」タブを一番下までスクロールすると、「フォロワーアクティビティ」がどの曜日のどの時間帯に最もアクティブだったかが一目でわかるグラフが表示されています。
このグラフの山が最も高くなっている時間帯こそが、あなたのフォロワーが最もTikTokに集まっている、あなただけのための「真のゴールデンタイム」なのです。
【元1億円ライバー・島袋の体験談】
私が運営する事務所「Traum」に、かつて伸び悩んでいたAさんというライバーがいました。彼女は非常に面白い動画を作る才能がありながら、再生数はいつも500回前後で停滞していました。彼女はいつも自分の生活に合わせて、夕方の18時頃に投稿していたのです。
私は彼女に1つだけアドバイスしました。「騙されたと思って、インサイトのデータが示す一番高い山の時間に投稿してみてくれ」と。彼女のインサイトは、夜の21時がピークを示していました。
彼女が半信半疑で投稿時間を21時に変えた翌日、その動画は彼女にとって初めて1万回再生を突破しました。今では平均で5万回再生を叩き出す人気クリエイターです。データは嘘をつきません。あなたの感覚ではなく、データを信じること。これが成功への第一歩です。
インサイトでゴールデンタイムの仮説を立てたら、次は実践あるのみです。
インサイトが示すゴールデンタイム（例：21時）を軸に、その前後（例：20時や22時）にも投稿してみて、どの時間帯が最も反応が良いかテストを繰り返します。
TikTokのアルゴリズムは気まぐれな側面もあるため、1本や2本の動画の結果で一喜一憂してはいけません。最低でも2週間はデータを蓄積し、平均値で判断する冷静な視点が必要です。
投稿24時間後のデータを記録する癖をつけましょう。その際、単純な再生数だけでなく、「再生数に対するいいねの割合（いいね率）」や「再生数に対するコメントの数（コメント率）」も計算してみてください。
再生数は少なくても、エンゲージメント率が非常に高い動画があれば、それは「特定の層に深く刺さった」証拠です。その時間帯や内容は、あなたの強力な武器になる可能性があります。
基本をマスターし、データ分析の方法も理解したあなたに、ここからは他の誰も教えてくれない、一歩先の戦略的な投稿時間の考え方を伝授します。これを実践すれば、あなたはその他大勢から頭1つ抜け出すことができるでしょう。
ゴールデンタイムが「交通量の多い大通り」なら、当然そこは投稿が集中する激戦区です。クオリティの高い動画がひしめく中で、あなたの動画が埋もれてしまう可能性も否定できません。
そこで有効なのが、あえてゴールデンタイムを少しだけ外す「逆張り戦略」です。例えば、22時がピークなら、あえて23時半に投稿してみる。すると、投稿の絶対数が減った時間帯であなたの動画が目立ち、深夜帯に活動する熱量の高い視聴者に深くリーチできる可能性があります。
これは全てのジャンルで有効なわけではありませんが、試してみる価値は十分にあります。
【元1億円ライバー・島袋の体験談】
私が現役のライバーだった頃、あえて深夜1時という時間に、少しコアなファン向けの内容を投稿したことがあります。当然、アクティブユーザー数はゴールデンタイムに比べて少ない。しかし、その時間にTikTokを見ているユーザーは、本当にTikTokが好きな熱量の高い人たちばかりです。
結果として、その動画は少ない視聴者から驚異的なエンゲージメント率を獲得し、アルゴリズムに「質の高い動画」と判断され、翌朝にかけて爆発的に拡散されました。これは動画のジャンルやあなたのキャラクター、ファン層を熟知しているからこそできる上級テクニックですが、覚えておいて損はありません。
あなたの動画の内容によっても、最適な投稿時間は変わってきます。
5分程度の長い解説動画や、学習系のコンテンツは、ユーザーが集中して視聴できる時間、つまり平日の夜や週末が向いています。移動中のスキマ時間に見るには少し重いからです。
一方で、15秒程度のダンス動画や面白いネタ動画は、頭を使わずに楽しめるため、朝の通勤時間や昼休みといったスキマ時間に最適です。
もしあなたがTikTok LIVEにも挑戦している、あるいは挑戦したいと思っているなら、これは絶対に実践してほしいテクニックです。
それは、LIVE配信を開始する1時間前に、その日のLIVEを予告するような動画を投稿すること。動画が「おすすめ」に乗り始め、あなたのプロフィールへの流入が増えたタイミングでLIVEを開始することで、LIVEへの視聴者誘導が非常にスムーズになります。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
多くの初心者は、動画投稿とLIVE配信を別々のものとして考えてしまいますが、それは非常にもったいない。投稿とLIVEはセットで考えるべきです。
短い動画であなたという存在を広く知ってもらい、興味を持った人がLIVEに来て、あなたの人間性やコミュニケーションに触れてファンになる。この「動画→LIVE→ファン化」という導線を設計することこそが、トップライバーへの最短ルートだと私は断言します。
ここまで投稿時間について徹底的に解説してきましたが、最後に最も重要なことを伝えます。
それは、「投稿時間は、あくまでバズるための一要素に過ぎない」ということです。どんなに完璧な時間に投稿しても、肝心の動画がつまらなければ、誰にも見向きもされません。
投稿時間というテクニックにこだわりすぎる前に、もっと本質的な3つの要素を絶対に忘れないでください。
ユーザーは、つまらない動画を1秒たりとも見てくれません。スワイプされるか否かは、まさに最初の1秒で決まります。冒頭でインパクトのある映像を見せたり、視聴者の興味を引くテロップを入れたりするなど、構成を徹底的に練り上げてください。
1本の動画がバズっただけで満足していては、一発屋で終わってしまいます。重要なのは、継続的に投稿し、ファンを育てていくことです。
あなたのキャラクターや発信するジャンルに一貫性を持たせ、「この人の動画なら面白い」という信頼を勝ち取ることが、安定した再生数と熱狂的なファンコミュニティの構築に繋がります。
TikTokには常に「流行りの音源」や「流行りのエフェクト」といったトレンドが存在します。これらを上手く活用することで、アルゴリズムが動画を拡散しやすくなるという効果があります。
ただし、何でもかんでも流行りに乗るのではなく、あなたの発信内容と親和性の高いトレンドを見極めて取り入れるセンスが必要です。
【事務所代表としての補足｜島袋 諒平】
私がこれまで何百人というライバーを育成・面談してきた中で見抜いた、成功するライバーと伸び悩むライバーの決定的な思考と行動の差があります。
伸び悩む人は、決まって「バズる投稿時間を教えてください」「再生数が伸びるハッシュタグは何ですか？」といった小手先のテクニックばかりを求めます。一方で、成功する人は「どうすれば視聴者にもっと楽しんでもらえるか」「自分のどの部分に価値を感じてくれるか」といった本質的な問いを自分に投げかけ、地道な努力を継続します。
投稿時間は、あくまで性能の良いロケットブースターのようなものです。あなたの動画というロケット本体がしっかり作られていなければ、どんなに強力なブースターを使っても、宇宙（バズ）には到達できません。このことを絶対に忘れないでください。
最後に、多くの人から寄せられる投稿時間に関する細かい質問にお答えします。
A.はい、TikTokにはブラウザ版（PC版）限定で予約投稿機能があります。毎日決まった時間に投稿するのが難しい人におすすめです。
A.可能であれば毎日投稿が理想です。投稿頻度が高いほど、アルゴリズムに評価されやすく、ファンとの接触回数も増えます。しかし、クオリティを犠牲にしてまで毎日投稿するのは本末転倒です。質の高い動画を維持できる、あなたなりの最適なペースを見つけることが重要です。
A.一貫性は重要ですが、固執しすぎる必要はありません。インサイトのデータに基づいて最も反応が良い時間に投稿するのが基本ですが、時には戦略的な時間調整やテストも行い、常に最適化を図る姿勢が大切です。
A.海外をターゲットにする場合、その国の現地時間に合わせたゴールデンタイムに投稿する必要があります。例えば、アメリカのユーザーに見てもらいたいなら、日本の深夜から早朝にかけてが、アメリカのゴールデンタイムにあたります。
お疲れ様でした。この記事では、TikTokでバズるための投稿時間について、基本的な考え方から、データに基づいた分析方法、そしてライバルと差をつける戦略的な思考法まで、私の知識と経験を全て詰め込みました。
最後に、あなたが明日から実践すべきことをチェックリストにまとめました。
明日から実践できる！TikTok投稿時間最適化チェックリスト
✅ ビジネスアカウントに切り替えたか？
✅ インサイトでフォロワーの活動時間を把握したか？
✅ 一般的なゴールデンタイムを把握したか？
✅ 自分なりのテスト投稿計画を立てたか？
✅ 時間以外の3つの重要要素（構成力・一貫性・トレンド）を意識できているか？
このチェックリストが全て「Yes」になれば、あなたはもう投稿時間について悩むことはないでしょう。
この記事で解説した通り、TikTok運用はデータ分析と戦略の繰り返しです。しかし、一人でその全てを完璧にこなし、モチベーションを維持し続けるのは、決して簡単なことではありません。
もしあなたが本気でそう思うなら、一度、私たちと話をしてみませんか？
私、島袋が代表を務めるライバー事務所「Traum（トラウム）」では、この記事で紹介したようなデータ分析に基づく戦略的なアドバイスはもちろん、トップライバーになるための本質的なサポートを、一人ひとりの個性に合わせて提供しています。
【事務所代表としての補足｜島袋 諒平】
世の中には還元率の高さばかりを謳う事務所も多いですが、私たちは目先の利益よりも、ライバー一人ひとりが長期的に成功し、輝き続けることを最も重要だと考えています。還元率の数字の裏側にある、本当にライバーのキャリアを考える事務所が提供する「本質的なサポート」がTraumにはあります。
楽な道ではありません。しかし、あなたの本気に応える環境は、ここにあります。
