- ライバーの教科書 -
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2025.9.2
知識・ノウハウ結論から言おう。男がライブ配信で稼ぐのは、十分可能だ。しかし、99%の人は正しい努力の方向を知らずに挫折していく。元トップライバーで現事務所代表の私が、あなたをその他大勢で終わらせないため、投げ銭総額1億円超えの経験と、数々のライバーを育てた知見を基に、稼ぐための思考法から具体的な戦術まで、その全てをこの記事で授けよう。
この記事を読めば、以下の3つが明確になるはずだ。
「そもそも、男のライバーって需要あるの?」「イケメンじゃないと無理じゃないか?」多くの人がそう思っているだろう。会社員として働く君が、将来への不安から新しい収入源を探している気持ちは痛いほどわかる。だからこそ、まずはこの業界のリアルと、君が持つべき覚悟について、一切の忖度なく話したい。
まず希望を持ってほしい。実は、男性ライバーの市場は今、大きなチャンスに満ちている。 なぜなら、ライブ配信市場が成熟してきた今だからこその、明確な理由が3つあるからだ。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
私がライバー事務所「Traum」を立ち上げた理由の一つに、この「男性ライバーの可能性」を確信したことがあります。女性ライバー市場が飽和しつつある一方で、女性リスナーの可処分所得と時間は増え続けている。この市場の”歪み”こそが、後発組である君にとって最大のチャンスになる。このチャンスを掴めるかどうかは、君の戦略次第だ。
ライブ配信の黎明期は男性リスナーが中心だった。しかし、市場の成熟と共に女性リスナーが爆発的に増加し、今やその消費額は男性を凌ぐ勢いだ。彼女たちは、単なる「推し」への応援だけでなく、コミュニケーションや共感、日々の癒しを求めて配信を訪れる。このニーズに応えられる男性ライバーは、まだ圧倒的に少ないのが現状だ。
一昔前は「男性ライバー=イケメン」というイメージが強かった。しかし今は違う。
このように、君だけの「強み」を活かせるジャンルが確立されつつある。顔出しに自信がなくても、声や知識、人柄で勝負できる時代なのだ。
企業が商品やサービスをPRする際、男性向け商材(スキンケア、ガジェット、ファッション等)を効果的に宣伝できる男性ライバーの価値は非常に高い。特定の趣味や専門分野でファンを持つライバーは、企業にとって「喉から手が出るほど欲しい」存在になり得るのだ。
ここまでポジティブな話をしてきたが、厳しい現実も伝えなければならない。この世界に「楽して稼げる」魔法など存在しない。もし君が、以下の3つの考えを少しでも持っているなら、今すぐ捨ててほしい。さもなければ、君の挑戦は1ヶ月も経たずに終わるだろう。
【事務所代表としての補足|島袋 諒平】
私が長年、多くのライバー志望者と面談してきて断言できるのは、「楽して稼ぎたい」という気持ちでトップになった人は一人もいない、ということです。小手先のテクニックや事務所の知名度だけで成功できるほど、この世界は甘くありません。この記事を読んでいるあなたが、本気で人生を変えたいと願うなら、私も本気でその道筋を示します。
「継続は力なり」という言葉は真実だが、それは「正しい方向への」継続に限る。目的のない配信を 一回一回の配信に明確な目的と改善意識がなければ、ファンは決して増えない。
確かに、ルックスやトークスキルはアドバンテージになる。しかし、それだけではトップにはなれない。リスナーは、君の表面的なスキルを見ているのではなく、君という人間の「中身」を見ている。誠実さ、熱意、リスナーへの感謝。そういった人間性が伴わなければ、ファンは必ず離れていく。
「良い事務所に入れば、あとは何とかしてくれるだろう」これは、成功できないライバーが抱く典型的な思考だ。事務所はあくまで君のポテンシャルを最大化させるための「パートナー」であり、君をスターにする魔法の箱ではない。主体性はあくまで君自身にあることを、決して忘れてはならない。
覚悟が決まったところで、次に君が知るべきは「リアルな収入」だ。副業として始めたい君にとって、ここが一番気になる部分だろう。具体的な目標設定は、君のモチベーションを維持する上で何よりも重要になる。
多くの人はライバーの収入源を「投げ銭」だけだと思っているが、それは大きな間違いだ。収益モデルは主に3つに分類される。
リスナーが応援の気持ちを込めて贈ってくれる有料アイテム、これが投げ銭(ギフト)に応じた金額が君の収益となる。この還元率は、アプリや契約形態(フリーか事務所所属か)によって大きく異なる。
特に初心者にとって生命線となるのが、Pocochaなどに代表される時間報酬制度だ。これは配信時間に応じて報酬が支払われる仕組みで、「時給ダイヤ」などと呼ばれる。投げ銭がゼロでも収入が得られるため、精神的な安定剤となり、配信を継続する大きな助けになる。
トップライバーになると、収入源はさらに多様化する。
これらを組み合わせることで、収入は青天井に伸びていく。
では、実際に男性ライバーはどのくらい稼いでいるのか。私の事務所のデータと業界の通説を基に、リアルな階層構造を解説しよう。
トップライバー(月100万円〜) | 上位1% |
専業ライバー(月30万円〜) | 上位10% |
副業ライバー(〜月5万円) | 全体の約70% |
ライバーの大半がこの層に属する。会社員として働きながら、週に数回の配信でコツコツとファンを増やしていくスタイルだ。正しい努力を継続すれば、3ヶ月〜半年で到達可能な、極めて現実的な目標ラインと言える。まずはここを目指そう。
ライブ配信だけで生計を立てられるレベル。ここまで来ると、明確な配信コンセプトと、君を支えてくれる数十人規模のコアファンが存在する。生活は不規則になりがちだが、会社に縛られない自由な働き方が手に入る。
ごく一握りの存在。彼らはもはや単なる配信者ではなく、一つのメディアであり、コミュニティの主だ。才能と努力はもちろん、時代を読む戦略眼と、ファンを熱狂させるカリスマ性を兼ね備えている。
【島袋自身の体験談】
少し、私の話をさせてほしい。私自身、最初は君と同じ、ごく普通の会社員だった。将来への漠然とした不安から副業でライブ配信を始めたが、最初の3ヶ月の収入は月1万円にも満たなかった。リスナーは数人、コメントもまばら。「自分には才能がないのか」と何度も心が折れそうになった。
転機は「自分のため」ではなく「たった一人のリスナーを熱狂させるため」に配信内容を考え抜いたことだった。そこから、月5万円の壁を突破し、1年後には会社員の給料を超え、気づけば月収は100万円を超えていた。この経験から学んだ「ファンとの向き合い方」こそが、私が君に最も伝えたいことの一つだ。
多くの初心者は「どんな機材を使えばいいか」「どんな話をすればいいか」といった小手先のテクニックばかりを気にする。だが断言しよう。稼げるかどうかの9割は、配信を開始するボタンを押す前の「思考」で決まっている。
伸び悩むライバーには、致命的な共通点がある。それは「プロダクトアウト思考」だ。これは「自分が話したいことを話す」「自分がやりたいゲームをやる」という、自分起点の発想のこと。もちろん、君が楽しむことは大前提として重要だ。しかし、それはリスナーの需要を無視していい理由にはならない。
【島袋氏の見解: この子は伸びないな、と一瞬で見抜くポイント】
私がライバー事務所の代表として面談をする際、その人が成功するかどうかは、ほんの数分の会話でだいたい見抜ける。伸び悩む人に共通しているのは、自分の「好き」や「得意」をどう見せるか、という話しかしないことだ。逆に、成功する人は必ず「リスナーは、何を求めていると思いますか?」という視点を持っている。この視点の違いが、天と地ほどの差を生むんだ。
一方で、トップライバーは例外なく「マーケットイン思考」を実践している。これは「リスナーは今、何を求めているのか?」を起点に、自分の強みを掛け合わせて配信内容を設計する思考法だ。以下の3ステップで、君も今日からこの思考法を実践できる。
君の配信を、誰に届けたいのか?「みんな」ではダメだ。「20代後半、仕事で疲れて帰ってきた後、癒しを求めている女性」のように、たった一人の人物像を具体的にイメージするんだ。
そのターゲットは、君の配信に何を求めている?「笑い」か、「癒し」か、「共感」か、「有益な情報」か。その提供価値(バリュー)を明確に定義する。
その価値を、他の誰でもない「君だけの強み」を活かして、どのように提供する?優しい声、ゲームの腕前、聞き上手な性格。君にしかない武器と掛け合わせることで、初めて「君の配信を見る理由」が生まれる。
「自分にはそんな強みなんてない…」そう思うかもしれない。だが、それは間違いだ。君が当たり前だと思っていることこそが、他人から見れば貴重な強みになる。以下のシートを使って、君だけの配信コンセプトを設計してみよう。
コンセプト設計用ワークシート
質問 | あなたの答え | それを求める人は誰? |
好きなこと・夢中になれることは? | 例:深夜に一人でやるホラーゲーム | 例:同じゲームが好きだが怖くてできない人 |
人からよく褒められることは? | 例:「声が落ち着く」と言われる | 例:寝る前にリラックスしたい人 |
これまでの人生で最も時間を費やしたことは? | 例:学生時代にバンド活動をしていた | 例:音楽好き、楽器の話がしたい人 |
あなたが絶対に許せないことは? | 例:理不尽な上司 | 例:仕事の愚痴を共感してほしい人 |
コンセプトが決まったら、次は君という商品を陳列する「店」、つまりライブ配信アプリを選ぶ段階だ。多くのサイトが単純なランキング形式で紹介しているが、そんな情報に意味はない。君の戦略に合ったアプリを選ぶことが全てだ。
初心者が最も陥りやすい罠が、「還元率が高いから」「人気ランキング1位だから」という理由だけでアプリを選ぶことだ。これは、魚がいない池で釣りを始めるようなもの。
【事務所代表としての補足|島袋 諒平】
はっきり言おう。アプリにはそれぞれ独自の「文化(客層)」と「ルール(アルゴリズム)」が存在する。激しいイベントで盛り上がる文化のアプリで、静かな語り配信をしても誰も見向きもしない。時間報酬が重視されるアプリで、短時間配信を繰り返しても稼げない。このミスマッチが、多くの才能を潰してきた。だからこそ、君のコンセプトに合った”戦場”を選ぶ必要があるんだ。
ここでは2025年現在、特に男性ライバーが戦略的に稼ぎやすいと私が判断した5つのアプリを、君のタイプ別に紹介する。
毎日コツコツ配信を続け、安定した副収入を得たい君にはPocochaが最適だ。最大の強みは時間報酬制度が非常にしっかりしていること。リスナーからの応援度合いでランクが上がれば、時給も着実に増えていく。ただし、ランク維持のために毎日の配信が半ば必須となるため、継続する覚悟が求められる。
歌やダンス、面白い企画など、エンターテイナーとしての才能で一攫千金を狙うなら17LIVEだ。大規模なイベントが頻繁に開催され、上位に入れば一気に知名度と収入を上げられる可能性がある。競争は激しいが、自分のパフォーマンスに自信があるなら挑戦する価値はある。
「顔出しはしたくないけど、自分の声には自信がある」そんな君にはIRIAMが待っている。1枚のイラストだけでVライバーとして活動でき、キャラになりきってファンとのコミュニケーションを楽しめるのが魅力だ。いわゆる「イケボ」配信は根強い人気があり、巨大な市場を形成している。
特定のゲームや趣味を深く愛し、それを誰かと共有したいならTwitch一択だろう。元々はゲーム実況がメインだったが、今では雑談や音楽など多様なカテゴリが生まれている。投げ銭(ビッツ)やサブスクリプション(月額課金)で収益化を目指す。ニッチな分野でも、熱狂的なファンコミュニティを築ければ安定した収益が見込める。
そして最後に、私の専門分野でもあるTikTok LIVEだ。ここは、爆発力と一発逆転の可能性が最も高いプラットフォームであり、本気でトップを目指す戦略家向けの戦場だ。
最大の特徴は、ショート動画とLIVE配信の強力なシナジーにある。1本のショート動画がバズれば、一夜にして数千人、数万人が君の配信に流れ込んでくる。このアルゴリズムの力は、他のアプリの比ではない。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
私が1億円という投げ銭を達成できたのも、数々のライバーをトップ層に押し上げてきたのも、全てはこのTikTokのアルゴリズムを徹底的に研究し、攻略してきたからだ。断言するが、TikTok LIVEで勝つための戦いは、LIVE配信が始まる前に、つまり「ショート動画の企画段階」で9割決まっている。ただ配信を頑張るだけでは絶対に勝てない。トレンドを読み、戦略的に動画をバズらせ、その熱量をLIVEに持ち込む。この一連の流れを設計できる者だけが、莫大な富と名声を得られる。Traumは、まさにそのための専門家集団だ。
競争は全アプリの中で最も熾烈。しかし、トレンドを掴み、戦略がハマった時のリターンは計り知れない。安定よりも、人生を変えるほどの大きな成功を掴みたいと願うなら、挑戦すべきは間違いなくこの場所だ。
戦場が決まれば、いよいよ具体的な戦術の話だ。机上の空論では1円も稼げない。ここでは、私が1億円を稼ぐ過程で血肉に変えてきた、ファンを「ただの視聴者」から「熱狂的な応援者」に変えるための実践テクニックを、君だけに惜しみなく公開する。
スタートダッシュがすべてを決めると言っても過言ではない。最初の1ヶ月は、君という存在を市場に認知させ、未来のコアファンとなる最初の10人を見つけるための最重要期間だ。
リスナーが配信一覧をスクロールする時間はわずか0.5秒。この一瞬で「お、こいつは面白そうだ」と思わせなければ、君の配信はタップすらされない。プロフィールとアイコンは、君という商品の「パッケージ」だ。H2-3で設計したコンセプトに基づき、ターゲットに響く言葉と画像を徹底的に考え抜け。
良いアイコンの例:
ダメなアイコンの例:
プロフィール文には、「誰に」「どんな価値を提供するのか」を必ず明記しろ。「24歳会社員/毎晩22時に仕事の愚痴聞きます」のように、具体的であるほど、刺さる相手には深く刺さる。
記念すべき初配信で、多くの新人は「何を話せばいいかわからず、無言になる」「ひたすら自分の自己紹介をして終わる」という失敗を犯す。これでは誰もファンにならない。
やるべきこと:
トップライバーは、配信をしていない時間の使い方が決定的にうまい。特にX(旧Twitter)との連携は必須だ。配信に来てくれたリスナーのプロフィールにXアカウントが載っていれば、自分からフォローしに行き、「今日は来てくれてありがとう!」と一言リプライを送るんだ。この地道な活動が、君を「その他大勢のライバー」から「私を気にかけてくれる特別なライバー」へと昇華させる。
ファンとの関係構築こそが、ライバーという仕事の本質だ。ここでは、君の配信を「一度きりの出会い」で終わらせないための、核心的なコミュニケーション術を教える。
初心者はコメントに対して「ありがとう!」「嬉しいです!」と、会話を終わらせる返答をしがちだ。これでは会話のキャッチボールが続かない。必ず「質問で返す」ことを徹底しろ。
こうすることで、リスナーは「自分に興味を持ってくれている」と感じ、次のコメントをしやすくなる。
「アイテムください」と直接的にねだるライバーは三流だ。リスナーは、君の夢や目標を「応援したい」と思った時に、自発的にギフトを贈ってくれる。大切なのは、ギフトへの感謝の伝え方だ。
【島袋自身の体験談】
私がトップライバー時代に徹底していたのは、ギフトをもらった際に、ただ「ありがとう」と言うだけでなく、そのギフトが配信をどう面白くしたかを実況中継することだった。「うわ、〇〇さん、ナイス花火!このおかげで、今の僕のしょーもない話が、めちゃくちゃ感動的なシーンになったじゃないですか!」という風にね。こうすることで、ギフトを贈ったリスナーは「自分が配信を演出した」という共犯者のような高揚感を得られる。これが次の応援に繋がるんだ。
君の収入を長期的に支えてくれるのは、毎日配信に来てくれるようなコアファンだ。彼らを見極め、誰よりも大切にしろ。
私が実践していたのは、リスナー全員の名前と、その日話した些細な会話(「飼ってる猫の名前」「最近ハマっているアニメ」など)を配信後にメモしておくことだった。そして、次にその人が来てくれた時に「〇〇さん、その後、猫のタマは元気?」と声をかける。人は、自分のことを覚えてもらえていると知った時に、心を動かされる。その他大勢ではなく「特別な一人」として扱うこと。この徹底的な個別対応こそが、熱狂的なファンを生む唯一の方法だ。
人気が出てくると、必ずアンチコメントは現れる。これは君が多くの人の目に触れている証拠であり、むしろ勲章だ。しかし、心を消耗する必要は一切ない。
【元1億円ライバー・島袋からの回答】
Q. よく「アンチコメントが怖くて配信を始められません」と相談を受けますが…
A. はい、その気持ちは痛いほどわかる。私自身も数え切れないほどのアンチを経験してきた。だが覚えておいてほしい。私の経験上、アンチへの最善の対処法は「①毅然と無視し、②応援してくれるファンを徹底的に大切にすること」だ。アンチに構う1分は、君を応援してくれるファンのために使え。アンチを華麗にスルーする君の姿は、他のファンに「このライバーは器が大きく、信頼できる」という安心感すら与え、結果的にコミュニティの結束を強めることになるんだ。
配信活動に慣れ、次のステップを考え始めた君が必ず直面するのが「事務所に所属すべきか?」という問題だ。私は事務所の代表として、この業界の光も闇も見てきた。ここでは、君が搾取されず、後悔しないための本質的な情報だけを伝えよう。
まず、事務所は君をスターにしてくれる魔法の箱ではない。君のポテンシャルを最大化するためのパートナーだ。その役割を正しく理解することが、全ての始まりだ。
事務所所属のメリット・デメリット比較表
メリット | デメリット |
育成ノウハウの提供: 成功への近道を学べる | マージンの発生: 還元率がフリーより下がる |
メンタルケア・トラブル対応: 安心して活動できる | 契約上の制約: ノルマや活動方針に縛られる可能性 |
企業案件の紹介: 収入源が多様化する | 事務所との相性: 方針が合わないとストレスになる |
事務作業の代行: 確定申告などを任せられる | 悪質な事務所の存在: 見極めが必要 |
同じ志を持つ仲間との出会い: モチベーションが上がる | 移籍や退所が難しい場合がある |
「還元率100%!」「業界最高水準!」といった甘い言葉でライバーを大量に集める事務所には、絶対に近づくな。
【事務所代表としての補足|島袋 諒平】
なぜ高還元率が実現できるか、冷静に考えてみてほしい。答えは簡単だ。育成やサポートに一切コストをかけていないからだ。彼らはライバーを「育てる」対象ではなく、数打てば当たる「商品」としか見ていない。サポートを放棄するからこそ、高い還元率を提示できる。目先の数パーセントの利益のために、君の貴重な時間と可能性をドブに捨てるな。君のキャリアに本気で向き合ってくれるサポート体制こそが、最高の価値なんだ。
良いパートナー、つまり良い事務所を見極めるには、以下の7つの視点を必ずチェックしろ。
【島袋自身の体験談】
以前、他の事務所から私の「Traum」に移籍してきたライバーがいた。彼は前の事務所で「君には才能がない」と放置され、還元率も低く、心が折れかけていた。しかし、私が見る限り、彼には類稀な「聞き上手」という才能があった。我々は彼のコンセプトを「深夜の駆け込み寺」と再定義し、話し方や企画を徹底的にサポートした。結果、半年後に彼の収入は移籍前の3倍を超えた。事務所のサポート一つで、ライバーの運命は劇的に変わる。この事実を、君には知っておいてほしい。
ここまで読んで、まだ残っているであろう細かい疑問に、一問一答形式で答えておこう。
A.結論、全く問題なく稼げる。IRIAMのようなVライバーアプリや、各アプリに搭載されているラジオ配信機能を使えば、顔を出さずに声やトーク、企画力だけで十分に勝負できる。実際に顔出しをせずに月収100万円を超えているライバーも珍しくない。
A.最大のポイントは住民税だ。確定申告の際に、住民税の納付方法を給与から天引きされる「特別徴収」ではなく、自分で納付書を使って納める「普通徴収」に切り替えれば、会社に所得の増加を知られるリスクは大幅に下げられる。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されていないか、必ず自分自身で確認する責任を持て。
A.最初はスマホ1台あれば十分だ。 余計な投資はするな。まずは配信を継続し、月5万円の目標が見えてきた段階で、より良い音声を届けるための「配信用マイク」、安定した画角を保つ「スマホスタンド」、顔色を良く見せる「リングライト」などに投資すればいい。
A.心配無用だ。君が完璧なエンタメを提供する必要はない。むしろ、君の日常や失敗談、リスナーからのコメントそのものが最高のネタになる。「今日、会社でこんなことがあってさ…」と話せば、誰かが共感してくれる。完璧な台本より、リアルな君の言葉の方が、人の心は動かされるんだ。
A.会社員の場合、ライバーとしての所得(売上から経費を引いたもの)が年間で20万円を超えたら、確定申告が必要になる。最初は難しく感じるかもしれないが、今は便利な会計ソフトもたくさんある。どうしても分からなければ、税理士に相談するのも一つの有効な投資だ。稼いだお金の処理までが、プロの仕事だ。
長い道のりだったが、よくぞここまでたどり着いた。君はもう、何も知らずに戦場へ向かうただの兵士ではない。成功するための地図と羅針盤を手に入れた、賢明な「挑戦者」だ。
最後に、この記事の要点を、君が明日から実践すべきチェックリストとして授ける。スマホの待ち受けにするなり、印刷して壁に貼るなりして、常にこの原点を忘れるな。
✅ 「楽して稼げる」という甘い考えは完全に捨てたか?
✅ 月5万円という現実的で具体的な目標を設定したか?
✅ 自分のためではなく「リスナーのため」の配信コンセプトを設計したか?
✅ 自分の戦略に合った配信アプリ(戦場)を明確に選定したか?
✅ たった0.5秒でターゲットの心を掴むプロフィールを作成したか?
✅ リスナーを「特別な一人」として扱い、名前と会話を覚える覚悟はできたか?
✅ アンチを恐れず、応援してくれるファンを誰よりも大切にする心構えはできたか?
✅ 事務所を「魔法の箱」ではなく「パートナー」として見極める視点を持ったか?
✅ 配信外の時間を使って、SNSでファンと交流する準備はできたか?
✅ この記事を閉じた後、最初に行動することを、今、1つ決めたか?
この記事は、ゴールじゃない。君の物語のスタートラインだ。
今の会社や生活、将来に不満や不安があるなら、それを嘆くだけの人生で終わらせるな。未来は待っていても変わらない。行動したものだけが、未来を変える権利を手にする。
ライブ配信は、君という人間の全てが試される、過酷だが、最高にエキサイティングな世界だ。君の挑戦を、そして、君が自分自身の力で人生を切り拓いていく物語を、僕は心の底から、本気で応援している。
この記事を読んで、君の心に火がついたのなら。その熱量を、決して無駄にするな。
【無料相談】株式会社Traumでは、本気でトップを目指す男性ライバーの相談を受け付けています。私、島袋が直接あなたの悩みを聞き、君だけの戦略を一緒に考え抜く。下のボタンからLINEで、君の覚悟を聞かせてほしい。