- ライバーの教科書 -
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2025.9.4
知識・ノウハウ結論: TikTokの音声読み上げは、動画の編集画面でテキストを入れてアイコンを1回タップするだけで誰でも超カンタンに設定できます。この記事では、元トップライバーでTikTokプロの私が、基本操作から声の種類、できない時の原因と対処法、さらにはライバルに差をつける面白い動画を作るコツまで、画像付きで徹底的に解説します!
この記事でわかること 3点
この記事は、投げ銭総額1億円超えの元トップライバーであり、TikTok LIVE専門ライバー事務所「Traum」代表の島袋 諒平が監修しています。数多くの動画投稿・ライブ配信の経験から、本当に「見られる」コンテンツの作り方を、初心者にも分かりやすく解説します。
スコープ: いますぐ機能を使いたいあなたのために、最も早く結論(やり方)を提示するセクション。
期待値レベル: High (簡潔性・視覚表現の質)
TikTokの音声読み上げ機能、難しそうに感じますか?心配いりません。実は、驚くほど簡単なステップで、あなたの動画に”あの声”を追加できるんです。
まずは結論から。以下の4つのステップを、指示通りに真似してみてください。
まず、TikTokアプリを起動し、投稿したい動画を撮影するか、スマホ内からアップロードします。
動画の編集画面に進むと、画面の右側や下部にメニューアイコンが並んでいます。その中から「テキスト」または「Aa」と表示されたアイコンをタップしてください。
テキストの入力画面が表示されたら、動画内で読み上げてほしい言葉を入力します。
ここでは、後から音声が読み間違えないように、できるだけ正確な日本語で入力するのがポイントです。
文字の入力が終わったら、入力したテキスト部分を一度タップします。
すると、テキストの周りにいくつかのオプションが表示されるはずです。その中から、人の頭とスピーカーが合わさったような「テキスト読み上げ」アイコンをタップしましょう。
「テキスト読み上げ」アイコンをタップすると、自動的に音声が生成され、動画に追加されます。プレビューで音声が正しく流れることを確認したら、設定は完了です。どうです?驚くほど簡単だったでしょう。たったこれだけのやり方で、あなたの動画は一気に表現の幅が広がります。
スコープ: 基本的な使い方をマスターし、さらに細かい設定方法を知りたい読者向けの解説。
期待値レベル: High (網羅性)
基本の4ステップをマスターしたら、次はもう少し踏み込んで、この便利な機能を120%使いこなすための知識を深めていきましょう。細かい設定を覚えることで、動画のクオリティはさらに向上します。
ただ文字を入力するだけでなく、少し工夫するだけで読み上げのニュアンスをコントロールできます。
「、」や「。」を入れると、読み上げの際に少し「間」ができます。これを利用して、人間が話すような自然なリズムを作り出すことが可能です。
一方で、改行しても読み上げの間隔はほとんど変わりません。意図的に間を取りたい場合は、句読点を効果的に使いましょう。
追加したテキストは、動画のどのタイミングで表示・非表示にするかを細かく設定できます。
テキストをタップして「ステッカーの時間を設定」を選択し、タイムライン上で表示したい区間を調整してください。これにより、「動画のこの部分だけでツッコミを入れたい」といった演出が可能になります。
TikTokでは、複数の音声の種類から好きなものを選ぶことができます。それぞれの特徴を知り、動画の雰囲気に合わせて使い分けましょう。
※利用できる音声はアプリのバージョンや時期によって変動します。
音声種類と特徴の一覧表
音声の名前 | 特徴 | こんな動画におすすめ! |
女性 | 標準的で聞き取りやすい女性の声 | VLOG、商品紹介、ハウツー解説 |
男性 | 落ち着いたトーンの男性の声 | 解説動画、ニュース風、ドキュメンタリー |
ヒカキン | あの有名クリエイター本人の声 | 面白系、ネタ動画、商品レビュー |
丸山礼 | ものまねタレント丸山礼さんの声 | あるあるネタ、一人コント、日常会話風 |
修一朗 | 人気TikToker修一朗さんの声 | VLOG、トレンド紹介、大学生向けコンテンツ |
その他ロボットボイスなど | 機械的でユニークな印象の声 | SF風動画、未来的な演出、ゲーム実況 |
音声の種類を変更するのも簡単です。
「テキスト読み上げ」アイコンをタップした後、利用可能な音声の一覧が表示されます。ここで好きな音声を選択するだけで、瞬時に声質が変わります。いろいろ試して、あなたの動画にぴったりの声を見つけてください。
スコープ: 機能がうまく使えずに困っているペルソナの悩みを解決する、トラブルシューティングのセクション。
期待値レベル: High (網羅性・情報の鮮度)
「いざ使おうとしたら、なぜかできない!」多くの人がこの壁にぶつかります。しかし、焦る必要はありません。原因は限られていることがほとんどです。
ここでは、音声読み上げができない時に考えられる9つの原因と、その具体的な対処法を一つずつ丁寧に解説していきます。
最もよくあるトラブルが、そもそも「テキスト読み上げ」のアイコンが見当たらないケースです。
この機能は、比較的新しいバージョンのTikTokアプリで実装されました。お使いのアプリが古い場合、機能自体が存在しない可能性があります。
【対処法】
App StoreまたはGoogle Playストアにアクセスし、TikTokアプリが最新バージョンになっているか確認してください。アップデートがあれば、すぐに実行しましょう。
意外な落とし穴ですが、TikTokにログインしていない状態(ゲストモード)では、一部の編集機能が制限され、音声読み上げが使えないことがあります。
【対処法】
アカウントにログインしているか確認してください。もしログアウト状態であれば、ログインするだけでアイコンが表示される可能性があります。
読み上げさせたいテキストに、一部の特殊文字や絵文字、機種依存文字が含まれていると、機能が正常に作動せず、アイコンが表示されないことがあります。
【対処法】
一度、入力したテキストをひらがなやカタカナ、漢字だけのシンプルな文章にしてみてください。これでアイコンが表示されれば、原因は特定の文字にあると断定できます。
アイコンは押せるのに、肝心の音声が流れない、または声が変わらないというケースも報告されています。
音声の生成は、TikTokのサーバー側で行われます。そのため、スマホの通信環境が悪いと、音声データをうまくダウンロードできずにエラーが発生することがあります。
【対処法】
Wi-Fi環境の安定した場所で再度試すか、モバイルデータ通信の電波が良い場所に移動してみてください。
一度に読み上げさせようとするテキストが長すぎると、処理能力の限界を超えてしまい、音声が生成されないことがあります。
【対処法】
テキストを複数の短い文章に分割し、それぞれに読み上げ設定を適用してみてください。
特に原因が見当たらないのにうまくいかない場合、アプリやスマホ自体に一時的な不具合が発生している可能性も考えられます。
【対処法】
まずはTikTokアプリを完全に終了させ、再起動します。それでも改善しない場合は、スマートフォン自体を再起動してみてください。古典的な方法ですが、多くの不具合はこれで解決します。
「友達は使えるのに、自分はヒカキンの声が選べない…」といった特定の音声に関する問題です。
ビジネス目的で利用される「商用アカウント」では、権利の関係上、一部の楽曲や機能(著名人の音声など)の利用が制限されています。
【対処法】
アカウント設定を確認し、「個人用アカウント」に切り替えることで、利用可能な音声の種類が増えることがあります。
著名人とのコラボ音声などは、プロモーションの一環として期間限定で提供されることがあります。いつの間にか使えなくなっていた、という場合は、提供期間が終了した可能性が高いです。
【対処法】
こればかりは諦めるしかありません。しかし、TikTokは頻繁に新しい機能や音声を追加するので、次のコラボに期待しましょう。
上記の対処法をすべて試しても解決しない場合は、アプリのバグである可能性も否定できません。
その際は、一度TikTokアプリをアンインストールし、再度インストールし直すことを試みてください。(※下書き動画などが消える可能性があるので、自己責任でお願いします)
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】
「多くの初心者は、何か問題が起きるとすぐに『バグだ!』と諦めてしまいます。しかし、成功する人は、まず『自分のやり方が間違っていないか?』を疑います。アプリの再起動やバージョンの確認は、動画制作における基本中の基本。この一手間を惜しまないことが、クオリティの差を生みます。トラブル解決能力も、人気クリエイターになるための重要なスキルの一つですよ。」
スコープ: 基本的な使い方をマスターしたペルソナが、より面白い動画を作るための独自TIPSを提供するセクション。
期待値レベル: High (網羅性・体験性), Mid (情報の独自性)
基本をマスターし、トラブルも解決できるようになったあなたへ。ここからは、一歩進んで、音声読み上げ機能を「バズる動画を作るための武器」に変えるための応用テクニックを伝授します。
TikTok内の音声だけでは物足りない…そう感じたら、外部アプリの出番です。特におすすめなのが、TikTokと同じ会社が運営する高機能動画編集アプリ「CapCut(キャップカット)」です。
CapCutは、無料で使えるにも関わらず、プロ並みの動画編集ができるアプリです。TikTokとの連携が非常にスムーズで、多くの人気TikTokerが愛用しています。
CapCutの最大の魅力は、その音声の豊富さです。「可愛い女性」「ギャル」「イケボ」といった多彩な声はもちろん、YouTubeで人気の「ゆっくり解説」風の音声や、「ずんだもん」のような合成音声まで利用できます。(※利用できる音声は時期により変動します)
これにより、表現の幅は無限大に広がります。
機能をただ使うだけでは、その他大勢に埋もれてしまいます。トップを目指すなら、「どう使えば視聴者の心に刺さるか」を考える必要があります。
【元1億円ライバー・島袋の体験談】
私が育成したライバーで、当初まったく伸び悩んでいた子がいました。ダンスもトークも平均点。そこで、ただ面白い動画を作るのではなく、『ファンからのコメントに音声読み上げで返信する』という動画スタイルを提案したんです。結果、ファンとの距離が縮まり、エンゲージメント(いいねやコメント)が急上昇。「自分を認知してくれた」という喜びが、強力なファンを生んだのです。ただの機能も、使い方次第で強力なコミュニケーションツールになるという好例ですね。
面白いツッコミも、タイミングがズレると台無しです。音声読み上げのテキスト表示時間を0.1秒単位で調整し、動画の展開に完璧にシンクロさせましょう。オチの直前に入れるのか、直後に入れるのかで、笑いの質は大きく変わります。
自分の声を出したくないけどゲーム実況がしたい、という人に音声読み上げは最適です。冷静なロボットボイスで、自分の神プレイや面白シーンに淡々とツッコミを入れるだけで、シュールな笑いが生まれます。
先ほどの私の体験談でも触れた、非常に強力なテクニックです。視聴者からの質問や面白いコメントをピックアップし、動画内で音声読み上げを使って紹介・回答します。これは、視聴者にとって「自分の声が届いた」という最高の承認欲求を満たす行為であり、熱狂的なファンを作るきっかけになります。
スコープ: ここまででカバーしきれなかった細かい疑問にQ&A形式で答える。
期待値レベル: High (網羅性)
最後に、多くの人が抱く細かい疑問について、Q&A形式で一気に解決します。
A.残念ながら、2025年現在のTikTok公式アプリ内では、読み上げの速度や声の高さを細かく調整する機能はありません。より細かい調整をしたい場合は、先ほど紹介した「CapCut」などの外部アプリを利用する必要があります。
A.はい、可能です。テキストボックスを複数作成し、それぞれに異なる音声の種類を設定することで、動画内でキャラクター同士が会話しているような演出が作れます。
A.もちろん可能です。音声読み上げを設定した後、通常の動画編集と同じように「楽曲を選ぶ」から好きなBGMを追加できます。BGMの音量を調整し、読み上げ音声がしっかり聞こえるようにバランスを取るのがポイントです。
A.他人が作成した音声読み上げの音源を無断で録音・再利用することは、著作権や肖像権(声の権利)の侵害にあたる可能性があります。必ず自分自身で、TikTokやCapCutの正規の機能を使って音声を生成するようにしてください。
スコープ: 記事全体の要点をまとめ、ペルソナが次のアクション(動画作成)を起こしたくなるように後押しする。
期待値レベル: Mid (行動喚起の明確性)
お疲れ様でした!この記事では、TikTokの音声読み上げ機能について、基本的なやり方からトラブル対処法、さらにはライバルと差をつける応用テクニックまで、網羅的に解説してきました。
最後に、あなたが「音声読み上げマスター」になれたか、チェックリストで確認してみましょう。
音声読み上げマスター チェックリスト
✅ 基本の4ステップは覚えたか?
✅ 使いたい音声の種類は見つかったか?
✅ できない時の対処法は理解できたか?
✅ CapCutを使ってみたいと思ったか?
✅ 作りたい動画のイメージは湧いたか?
さあ、君だけの面白い動画を作ってみよう!
音声読み上げは、あなたの動画を何倍にも面白くする可能性を秘めた機能です。この記事で紹介したテクニックは、今日からすぐに試せるものばかり。
【トラウム代表・島袋からのラストメッセージ】
最初から完璧な動画なんて作れません。大切なのは、まず一本、作ってみること。そして、なぜ面白かったのか、なぜスベったのかを分析することです。その繰り返しが、あなたを人気クリエイターへの道へと導きます。この記事が、あなたのその第一歩を力強く後押しできれば、これ以上嬉しいことはありません。さあ、創造を始めよう!