- ライバーの教科書 -
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2025.11.18
知識・ノウハウ
ライバーの確定申告は、全く怖くありません。正しい知識は、あなたを税金の不安から解放し、手元に残るお金を最大化する「最強の武器」になります。投げ銭総額1億円超えの私が、税理士では語れないライバー目線のリアルな節税術と、会社にバレずにスマホで完結させる全手順を、あなたの兄貴分として本気で伝えます。
この記事を最後まで読めば、あなたは以下の3つを手に入れることができます。
「確定申告」と聞くと、多くの人が「面倒くさそう」「難しそう」「間違えたらどうしよう」と、漠然とした不安を感じるかもしれません。特に、ライバーとして初めて大きな収入を得たあなたは、今まさにそんな気持ちかもしれませんね。
でも、安心してください。確定申告は、決してあなたを苦しめるための制度ではありません。まずはその基本を理解して、心のハードルを下げていきましょう。
確定申告の最も重要な本質は、「1年間の所得を計算し、納めるべき税金の額を”確定”させること」です。
会社員であれば、会社が年末調整でこれを代行してくれます。しかし、個人で収入を得るライバーは、自分自身で「これだけ稼いで、これだけ経費を使ったので、納める税金はこの金額です」と国に申告する必要があるのです。
そしてここがポイントですが、確定申告は、払いすぎた税金を取り戻す(還付してもらう)ための手続きでもあります。後で詳しく解説しますが、事務所から報酬をもらう際に天引きされている源泉徴収税は、本来納めるべき税額より多いケースがほとんど。確定申告をすることで、この差額があなたの銀行口座に返ってくるのです。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

私が代表を務める事務所でも、多くの新人ライバーが「事務所が税金のことは全部やってくれるんでしょ?」と勘違いしています。これは大きな間違いです。
事務所が報酬から天引きしている「源泉徴収」は、あくまで”仮の”税金の前払いに過ぎません。あなたの配信で使った衣装代や機材代といった経費は、事務所には分かりませんよね? 経費をきちんと申告し、正しい税額を計算できるのは、あなた自身だけなのです。ライバーとして自立し、プロとして活動していく上で、お金の知識は避けて通れない道。私がその第一歩を徹底的にサポートします。
確定申告が必要なのに、もし申告しなかったらどうなるのでしょうか。これはハッキリ言って、百害あって一利なしです。
本来納めるべき税額に加え、ペナルティとして「無申告加算税」(最大20%)と、納付が遅れた日数分だけ利息のように課される「延滞税」(最大年14.6%)が課せられます。これは非常に重いペナルティです。
税金の未払いは、あなたの社会的信用を大きく損ないます。将来、クレジットカードを作ったり、ローンを組んだりする際に、審査に通らなくなる可能性も十分に考えられます。ライバー活動が軌道に乗り、いざ大きなステップを踏み出そうという時に、過去の税金問題が足かせになる…そんな悲しい事態だけは絶対に避けるべきです。
では、具体的にどのようなライバーが確定申告をすべきなのでしょうか。ここでは、あなたが対象かどうかを判断するための3つの明確な基準を示します。
本業が会社員やアルバイトで、副業としてライバー活動をしているあなたは、このケースに当てはまる可能性が最も高いでしょう。
ここで重要なのは「収入」ではなく「所得」で判断するという点です。
所得 = 収入(投げ銭や報酬の合計) – 経費
例えば、年間のライバー収入が50万円あっても、経費が35万円かかっていれば、所得は15万円。この場合は確定申告の義務はありません。逆に、収入が25万円で経費が3万円なら、所得は22万円となり、申告が必要です。
他に仕事をしておらず、ライバーを本業としている場合です。この基準である48万円は、全ての人に適用される「基礎控除」の額です。つまり、所得が基礎控除以下であれば、税金はかからないため申告は不要となります。
【元1億円ライバー・島袋からの回答】

多くのライバーは「所得20万円」という数字だけを意識していますが、実はそれ以下でも申告した方が断然お得なケースがあります。それが「還付申告」です。
事務所に所属していると、報酬から10.21%の源泉徴収税が天引きされているはずです。これは、経費を一切考慮しない「収入」に対して課税されています。
例えば、年間の所得が15万円(申告義務なし)でも、源泉徴収で数万円を天引きされているなら、確定申告をすればその数万円がほぼ全額戻ってくるのです。これはトップライバーを目指すなら絶対に知っておくべき知識。面倒くさがらずに申告すれば、新しいマイクが買えるかもしれませんよ。
このセクションが、あなたの手元に残るお金を最大化するための最重要ポイントです。ペルソナの最大の関心事である「経費」について、百科事典レベルの網羅性で徹底的に解説します。
経費の基本は、たった一つ。「ライバー活動(事業)で収益を上げるために、直接的または間接的に必要だった費用」であると説明できるかどうかです。
税務署の職員に「この支出は、なぜあなたのライバー活動に必要なのですか?」と問われた時に、あなたが論理的に説明できるかどうかが全ての基準となります。
以下に、ライバー活動で経費として認められやすいものを、具体的な例とともにリストアップしました。
経費にできるもの・できないもの・グレーゾーンなもの 〇△✕判定早見表
勘定科目 | 具体例 | 経費にできる? | ポイント |
消耗品費 | リングライト、マイク、ウェブカメラ、PC、スマホ | 〇 | 10万円未満のものは一括で経費に。それ以上は減価償却。 |
衣装費 | 配信でしか着ないコスプレ衣装、ドレス、キャラクターウィッグ | 〇 | 普段着としても使える服は原則NG。事業専用であることが重要。 |
美容費 | 配信用のメイク用品、ネイル、美容院代 | △ | 配信のための特別なものであると説明できるかどうかが鍵。 |
通信費 | スマホの通信料、自宅のWi-Fi料金、サーバー代 | 〇 | プライベートと共用の場合は家事按分が必要。 |
地代家賃 | 自宅の家賃(配信部屋として使用している部分) | 〇 | 家事按分で計算。 |
水道光熱費 | 自宅の電気代など | 〇 | 家事按分で計算。 |
交際費 | コラボ相手との打ち合わせ飲食代、他のライバーへの投げ銭 | △ | 事業関連性を証明するメモや記録が必須。 |
取材費 | イベント参加費、ネタ探しのための旅行費 | 〇 | ライバー活動にどう繋がったかを説明できるようにしておく。 |
新聞図書費 | SNS攻略本、話し方教室のテキスト代、有料note | 〇 | スキルアップのための投資は経費になる。 |
これらは収益を上げるための根幹となる機材であり、最も経費として認められやすい項目です。ただし、10万円以上の機材(例:高性能なPC)を購入した場合は、一度に全額を経費にするのではなく、「減価償却」という方法で数年に分けて経費計上する必要があります。
【元トップライバー島袋の体験談】

私がまだライバーとして駆け出しの頃、確定申告で大きな失敗をしました。「配信でも着るから」という理由で、プライベートでも着るようなTシャツやジャケットを大量に経費として申告したのです。しかし、後の税務調査で「それは事業専用とは言えない」と指摘され、ほとんどが経費として認められませんでした。
この経験から学んだのは、「誰が見ても、明らかに配信(仕事)でしか使わない」と断言できるものが重要だということです。例えば、派手なコスプレ衣装や、特定のキャラクターを演じるためのウィッグはOK。しかし、普段使いもできる服や、一般的な美容院代はNGと判断される可能性が高い。この線引きを常に意識してください。
配信活動に不可欠な通信費も、もちろん経費になります。ただし、プライベートでも同じ回線やスマホを使っている場合は、全額ではなく「家事按分(かじあんぶん)」という考え方が必要です。
自宅で配信している場合、家賃や電気代の一部も経費にできます。これが家事按分です。
例えば、家全体の面積が50㎡で、配信専用に使っている部屋が10㎡の場合、事業で使っている割合は20%です。家賃が月10万円なら、2万円分を経費として計上できます。配信時間など、より実態に即した基準で計算する方法もあります。
【事務所代表としての補足|島袋 諒平】

「他のライバーへの投げ銭は経費になりますか?」これは本当によく聞かれる質問です。結論から言うと、ケースバイケースです。
例えば、「今後のコラボをお願いするための挨拶としての投げ銭」や「人気ライバーの配信を研究するための偵察としての投げ銭」であれば、事業関連性を説明できるので経費として認められる可能性は高いです。
大事なのは、「なぜ、その投げ銭が必要だったのか」を記録しておくこと。「〇月〇日、〇〇さん(ライバー名)、コラボ打診のため」といったメモを残しておくだけで、税務署への説明材料として非常に有効です。
どんなに正当な経費でも、それを証明する証拠(領収書やレシート)がなければ、経費として認められません。
【元トップライバー島袋の体験談】

私は、スマホのカメラでレシートを撮影するだけで自動的にデータ化してくれる会計ソフト(弥生やマネーフォワードなど)を強くおすすめします。もらったレシートをその場で撮影する癖をつければ、保管漏れや紛失のリスクがゼロになります。紙で保管すると、後で整理するのが本当に面倒ですからね。これで面倒な作業から解放され、配信活動という本業に集中できます。
「申告作業って、税務署に行かないといけないの?」と思っているかもしれませんが、今はスマホ一つで、家から一歩も出ずに完結させることができます。
ここでは、具体的な5つのステップに分けて、誰でもできるように分かりやすく解説します。
まずは申告に必要なものを準備します。直前になって慌てないよう、早めに揃えておきましょう。
1年間に、事務所やアプリからいくら報酬が支払われ、いくら源泉徴収されたかが記載された書類です。通常、翌年の1月末までに発行されます。
STEP3で解説した、経費の証拠となる書類です。これを元に、経費の合計額を計算します。
スマホで電子申告(e-Tax)を行うためには、マイナンバーカードが必須です。カード作成には1ヶ月ほどかかることもあるので、持っていない人は今すぐに申請しましょう。
払いすぎた税金(還付金)が振り込まれる、あなたの銀行口座の情報がわかるもの(通帳など)を用意します。
確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。初めての方や、まだ所得が少ないうちは、手続きが簡単な白色申告で問題ありません。より高い節税効果を狙いたい場合は、後述する青色申告に挑戦しましょう。
準備が整ったら、いよいよ実際の作業です。国税庁が提供している公式の無料サービス「確定申告書等作成コーナー」にスマホからアクセスします。
【公式サイト】 国税庁 確定申告書等作成コーナー
サイトにアクセスしたら、あとは画面の案内に従って進めていくだけです。
「収入・所得金額の入力」画面で、支払調書に書かれている収入(支払金額)と源泉徴収税額を入力します。次に、集計しておいた経費の合計額を入力します。
全ての入力が終わったら、最後にマイナンバーカードをスマホで読み取って本人確認を行い、データを送信(e-Tax)します。これであなたの確定申告は完了です。お疲れ様でした!
副業ライバーであるペルソナ(田中みのりさん)にとって、これは死活問題とも言える重要なセクションです。会社に副業がバレたくないという強いニーズに応えます。
多くの人が勘違いしていますが、確定申告をしたからといって、税務署から会社に「この人、副業してますよ」という連絡が行くことは絶対にありません。
副業がバレる最大の原因は「住民税」の通知にあります。通常、会社員の住民税は、給料から天引き(特別徴収)されます。ここにライバー活動で増えた所得分の住民税が上乗せされると、会社の経理担当者が「あれ?この人の住民税、給料の割に不自然に高いな…?」と気づき、副業が発覚するのです。
このリスクを回避する方法は、たった一つだけです。
確定申告書を作成する際、第二表に「住民税に関する事項」という欄があります。ここの「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」という項目で、「自分で納付(普通徴収)」に必ずチェックを入れてください。
これを選ぶことで、ライバー所得分の住民税の納付書だけが、会社ではなくあなたの自宅に直接送られてくるようになります。つまり、本業の給料分の住民税はこれまで通り給料天引き、ライバー所得分の住民税は自分で納付、という形に分けることができるのです。
【事務所代表としての警告|島袋 諒平】

事務所代表として、これまで何人ものライバーからこの副業バレの相談を受けてきました。そして、実際にバレてしまった人の99%が、この「自分で納付」へのチェックを入れ忘れたことが原因でした。本当に、たったこれだけのことで、会社での立場が危うくなる可能性があるのです。この記事を読んだあなたは、絶対に忘れないでください。これは、あなたのライバー生命と会社員としての生活を守るための、最重要手続きです。
白色申告で確定申告の流れを掴んだら、次のステップとして「青色申告」に挑戦することをお勧めします。これは、本気でライバー活動を事業として大きくしていきたいあなたにとって、最強の節税の武器となります。
青色申告は、白色申告よりも少しだけ複雑な帳簿付け(複式簿記)が求められる代わりに、税金面で非常に大きなメリットを受けられる制度です。
白色申告 vs 青色申告 メリット・デメリット比較表
項目 | 白色申告 | 青色申告 |
事前届出 | 不要 | 必要(開業届、青色申告承認申請書) |
帳簿付け | 簡単(簡易簿記) | 複雑(原則、複式簿記) |
特別控除 | なし | 最大65万円 |
赤字繰越 | 不可 | 3年間可能 |
家族への給与 | 専従者控除あり(制限あり) | 経費にできる(青色事業専従者給与) |
おすすめな人 | 初心者、所得が少ない人 | 本気で節税したい人、事業を拡大したい人 |
青色申告(e-Tax利用)の最大のメリットは、何と言っても最大65万円の所得控除です。これは、あなたの所得から無条件で65万円を差し引いてくれるというもの。所得税率が10%の人なら6.5万円、20%の人なら13万円も税金が安くなる計算です。これは、もはやボーナスと同じインパクトですよね。
ライバー活動を始めたばかりの頃は、機材投資などで経費が収入を上回り、赤字になることもあるでしょう。青色申告なら、その年の赤字を翌年以降3年間にわたって繰り越し、将来の黒字と相殺することができます。これは、先行投資が必要なライバーにとって、非常に心強い制度です。
【元トップライバー島袋の体験談】

はっきり言って、私の周りで本気で稼いでいるトップライバー仲間は全員が青色申告です。白色申告のまま続けている人は一人もいません。最初は「帳簿付けが面倒…」と感じるかもしれませんが、今は便利な会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくてもほとんど自動で帳簿が作れてしまいます。年間数万円のソフト代を払っても、65万円の控除を受ければお釣りがくるどころか、数十万円単位で得をする。やらない理由が見つからない、というのが私たちの共通認識です。
青色申告を始めるための手続きは簡単です。税務署に「開業届」と「青色申告承認申請書」の2つの書類を提出するだけ。これもスマホで作成して郵送すれば完了します。
最後に、これまで多くのライバーから寄せられた、細かいけれど重要な質問にお答えしていきます。
A.はい、必要になるケースがあります。ライバー所得が48万円を超えると、あなた自身に確定申告の義務が発生します。また、合計所得金額が48万円を超えると、親の扶養から外れることになり、親が支払う税金が増える可能性があります。必ず事前にご両親に相談しましょう。
A.もちろん、それもあなたの立派な収入です。誰から、いつ、いくらもらったかを記録しておき、必ず申告に含めてください。申告漏れが発覚すると、ペナルティの対象となります。
A.期限(通常3月15日)を過ぎてしまっても、絶対に放置してはいけません。気づいた時点ですぐに「期限後申告」をしてください。ペナルティはかかりますが、税務署からの調査を待つよりも、自主的に申告した方が加算税の税率が軽くなることがあります。

A.2023年10月から始まったインボイス制度。今はまだ「自分には関係ない」と思っているライバーが多いかもしれません。しかし、将来的に企業からPR案件を受けたり、イベントに出演したりと、BtoB(企業相手)の仕事をしたいと考えているなら、必須の知識になります。
非常にざっくり言うと、あなたがインボイス発行事業者にならないと、取引先の企業が税金面で損をしてしまうため、仕事がもらえなくなる可能性がある、ということです。今はまだ焦る必要はありませんが、トップライバーを目指すのであれば、いずれ向き合うべき制度であることは、頭の片隅に置いておいてください。
お疲れ様でした。ここまで読み進めてくれたあなたは、もう確定申告に対する不安はないはずです。最後に、今日学んだことの要点をチェックリストで振り返り、次への一歩を踏み出しましょう。
【完全保存版】ライバーの確定申告やることチェックリスト
【知識編】
☑ 副業なら所得20万円、専業なら所得48万円超えで申告義務あり
☑ 経費の基本は「ライバー活動に必要か」で判断する
☑ 領収書やレシートは必ず保管する(スマホでのデータ化がおすすめ)
☑ 会社にバレないためには住民税を「自分で納付」にする
【行動編】
☑ マイナンバーカードの準備はOK?
☑ 事務所から支払調書は届いた?
☑ 経費の集計は終わった?
☑ 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」をブックマークした?
最後に、私、島袋からあなたへ。
確定申告は、面倒な義務ではありません。
これは、あなたの頑張りを正しく価値に変え、プロのライバーとしてステップアップしていくための「経営戦略」そのものです。お金の知識を味方につけて、ファンを熱狂させる最高のパフォーマンスに集中してください。
あなたがトップライバーのステージで輝く日を、心から応援しています。
まずは第一歩!国税庁の公式サイトをブックマークして、どんなものか覗いてみよう!
経費管理や帳簿付けが不安なら、プロも使う会計ソフトの無料体験から始めてみよう!スマホだけで驚くほど簡単に管理できます。
もっと深くライバーのお金のことを学びたい、本気でトップを目指したいあなたは、私が運営するライバー事務所「Traum」の個別相談も検討してみてください。あなたの夢を、私が全力でサポートします。