- ライバーの教科書 -
- ライバーの教科書 -
2025.11.19
知識・ノウハウ
「TikTokのコメント、どう活用すればいいんだろう…」
「面白いコメントが他のコメントに埋もれちゃう…」
「ピン留め機能って、ただコメントを一番上に表示するだけでしょ？」
もしあなたが今、そう思っているなら、この記事はあなたのTikTok運用の常識を覆すことになるでしょう。
こんにちは。投げ銭総額1億円超えの元トップライバーで、現在はTikTok LIVE専門ライバー事務所「Traum（トラウム）」の代表を務めている島袋 諒平です。
結論: TikTokのコメントピン留めは、ただコメントを目立たせる機能ではありません。動画の寿命を延ばし、ファンとの関係を劇的に深化させるための最強の戦略的ツールです。投げ銭総額1億円超えの元トップライバーである私、島袋が、その具体的な活用法と、多くの人が知らない注意点を徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは以下の3つを手に入れることができます。
小手先のテクニックだけでなく、私がトップライバーとして、そして多くのライバーを育成してきた代表として培った「本質」を、本気でトップを目指すあなたにだけ伝えます。
まず、基本から押さえましょう。TikTokのコメントピン留め機能とは、文字通り、投稿された数多くのコメントの中から1つだけを選び、コメント欄の最上部に常時固定（ピン留め）できる機能のことです。
ピン留めされたコメントは、他のユーザーが新しいコメントを投稿しても、常に一番上に表示され続けます。
この機能が持つ最も基本的な役割は、「特定のコメントを、すべての視聴者の目に触れさせること」です。
あなたの動画に何百、何千というコメントがついても、ピン留めした1つのコメントだけは、コメント欄を開いた全員が最初に見ることになります。これにより、投稿者であるあなたが「この動画で最も注目してほしいコメント」を意図的にコントロールできるのです。
多くの人はこの機能を「お気に入りのコメントを目立たせる機能」程度にしか考えていません。しかし、それはあまりにもったいない。
【Traum代表・島袋の見解】
ピン留めは単なる「お気に入り」機能ではありません。あれは動画の「第二のタイトル」であり、視聴者とのコミュニケーションをコントロールする「司令塔」です。
どのコメントをピン留めするかで、その動画の印象、その後のコメントの方向性、ひいては視聴者の滞在時間までが大きく変わります。この意識の差が、伸びるアカウントとそうでないアカウントを分ける最初の分岐点だと断言できます。
あなたが戦略的に選んだ1つのコメントが、動画全体の価値を何倍にも高める可能性を秘めているのです。
では、具体的にコメントをピン留めすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか？私がトップライバーとして、また事務所代表として数々のアカウントを分析してきた経験から、特に重要な3つの戦略的メリットを解説します。
TikTokのアルゴリズムが動画をおすすめに表示させる上で、エンゲージメント（いいね、コメント、シェア、保存）と視聴者維持率（どれだけ長く動画が見られたか）は極めて重要な指標です。
コメントのピン留めは、この2つの指標を直接的に向上させる効果があります。
例えば、「このダンスの振り付け、実はアドリブなんです（笑）」というコメントをピン留めしたとしましょう。
すると、それを見た視聴者は「え、そうなの！？」「天才すぎる」「どこの部分がアドリブですか？」といった新たなコメントを投稿しやすくなります。ピン留めされたコメントが1つの「お題」となり、コメント欄全体での会話が活性化するのです。
結果として、コメント数はもちろん、視聴者がコメントを読んだり書いたりする時間（＝滞在時間）が自然と長くなります。
コメント欄が盛り上がっているコンテンツは、TikTokのアルゴリズムから「多くのユーザーが興味関心を持つ、良質なコンテンツ」と判断されやすくなります。
これにより、おすすめに表示される回数が増加し、さらに多くの新規ユーザーにあなたの動画が届くという好循環が生まれるのです。たった1つのピン留めが、再生数を爆発的に伸ばすきっかけになり得ます。
動画の時間は限られています。特に短い尺の動画では、テロップや音声だけでは伝えきれない情報や文脈が必ず出てきます。
ピン留めコメントは、そうした情報を補い、あなたの意図をより正確に視聴者に届けるための強力なツールになります。
例えば、カフェを紹介する動画で「店名や場所はコメント欄で！」と誘導し、詳細情報を書いた視聴者のコメントをピン留めしておく。あるいは、メイク動画で紹介したコスメの詳細な型番や購入場所をピン留めしておく。
こうすることで、視聴者は動画とコメント欄を行き来することなく、スムーズに必要な情報を得られます。この「視聴者への配慮」が、アカウントへの信頼とファン化に繋がります。
【お伝えしたい経験：誤解から炎上を防いだピン留め】
私がまだライバーとして活動していた頃、ある社会的なテーマについて少し踏み込んだ動画を投稿したことがありました。すると、一部の視聴者から私の意図とは全く違う方向で解釈され、批判的なコメントがつき始めました。
その時、私はすぐに「私がこの動画で伝えたかった本質は〇〇です。皆さんはどう思いますか？」と、私の真意を代弁してくれた視聴者のコメントをピン留めしました。
結果、その後のコメントは私の意図を理解した上での建設的な議論へと変わり、炎上を未然に防ぎ、むしろ深い議論の場へと昇華させることができたのです。ピン留めがなければ、今頃あのアカウントはなかったかもしれません。
このように、ピン留めは動画の文脈を固定し、視聴者の誤解を防ぐための「アンカー」の役割も果たすのです。
コメント欄は、あなたのプロフィールページと同じくらい、あなたのアカウントの「顔」です。その空間の雰囲気をコントロールすることは、ファンを増やし、アンチを遠ざける上で非常に重要です。
【Traum代表・島袋の見解】
コメント欄の雰囲気は、自然にできるものではなく、クリエイターが意図して作るものです。最初にポジティブで温かいコメントをピン留めすることで、その後のコメントの方向性を「ゆるやかに」誘導できます。
これは、アンチコメントへの最も平和的かつ効果的な対策の一つです。「このコメント欄では、人を傷つける発言は歓迎されないんだな」という無言のルールを示すことができるからです。
「いつも動画に元気をもらってます！」といったコメントをピン留めしておけば、それを見た他の視聴者も温かい気持ちになり、ポジティブなコメントをしやすくなるのです。
メリットを理解したところで、次は具体的な操作方法です。誰でも迷わずできるよう、画像付きで丁寧に手順を解説します。
コメントのピン留めは、わずか3ステップで完了します。
まず、ピン留めしたいコメントがあるあなたの動画を再生し、画面右側にある吹き出しの形をした「コメント」アイコンをタップしてコメント欄を開きます。
コメント一覧の中から、ピン留めしたいコメントを見つけ、そのコメントの文字部分を指で1〜2秒ほど長押しします。
長押しするとメニューが表示されますので、その中から「コメントをピン留めする」という項目をタップします。
これでピン留めは完了です。選んだコメントがコメント欄の最上部に「ピン留めされたコメント」と表示されていることを確認してください。
一度ピン留めしたコメントを解除したり、別のコメントに変更したりするのも簡単です。
コメント欄の最上部に表示されている「ピン留めされたコメント」を、再度長押しします。
表示されたメニューから「コメントのピン留めを解除」をタップすれば、ピン留めが外れて元の位置に戻ります。新しいコメントをピン留めしたい場合は、この解除を行った後、再度上記の手順で別のコメントをピン留めしてください。
さて、ここからが本題です。操作方法は誰でもできます。しかし、「どのコメントを選ぶか」で、あなたのTikTokアカウントの未来は大きく変わります。
多くの人がやりがちな「ただ褒められているコメント」や「面白いコメント」をピン留めするだけでは、2流で終わってしまいます。
【元トップライバー島袋の体験談】
私が代表を務める事務所「Traum」で、伸び悩んでいた大学生ライバーがいました。彼女はいつもファンからの「かわいい！」というコメントを嬉しそうにピン留めしていました。しかし、再生数は一向に伸びません。
そこで私は彼女に、ある1つの簡単なアドバイスをしました。「明日から、『かわいい』のピン留めをやめて、『問いかけ型』のコメントをピン留めしてみて」と。
彼女は半信半疑ながらも、動画の内容にちなんだ「みんなのストレス解消法って何？」という視聴者からのコメントをピン留めしました。するとどうでしょう。翌日にはコメント数が普段の3倍に、そしてその動画は1週間で5倍の再生数に跳ね上がったのです。
これが、戦略的なコメント選びの力です。その具体的なテクニックを、今からあなたにだけ伝授します。
最も強力なのが、この「問いかけ型」コメントです。視聴者が「自分も何かコメントしたい！」と思うような、会話のきっかけになるコメントを選びましょう。
料理動画であれば「この隠し味、何だと思う？」、旅行動画であれば「次におすすめの旅行先、教えてください！」といった、視聴者が参加したくなるような質問コメントをピン留めします。
エンタメ系の動画であれば、少しマニアックな視点で動画の面白さを指摘してくれているコメントをピン留めするのも効果的です。それを見た他の視聴者が「本当だ！」「私はこっちに気づいた！」と、動画を何度も見返しながらコメント欄を盛り上げてくれます。
あなたの動画をより深く、より価値あるものにしてくれるコメントをピン留めする戦略です。これは、あなたのファンに対する「おもてなし」の心でもあります。
あなたが紹介した服について「このトップス、〇〇の新作ですよね！私も買いました！」といったコメントがあれば、それをピン留めすることで、他の視聴者への有益な情報提供になります。
ダンス動画であれば、「ここのアイソレがキレッキレですごい！」といった、専門的な視点からのコメントをピン留めするのも良いでしょう。他の視聴者が「なるほど、そこがポイントなのか」と、あなたのスキルの高さを再認識するきっかけになります。
もちろん、褒めてくれるコメントをピン留めすることも有効です。ただし、ここでも「選び方」が重要です。
「かわいい」「かっこいい」といった外見への賞賛よりも、「毎日投稿続けてて本当にすごい！尊敬します」「この編集、すごく時間かかったんじゃないですか？いつも楽しませてくれてありがとう」といった、あなたの努力や過程を認めてくれるコメントを選びましょう。
これは、他のファンへの「私はこういう応援の仕方をされると嬉しいです」というメッセージにもなり、ファンの質を高める効果もあります。
多くの人が共感できるような、熱量の高いファンからのコメントをピン留めするのも効果的です。「この動画を見て、明日からまた頑張ろうって思えました。ありがとう！」といったコメントは、他の視聴者の心にも響き、「私もです！」「わかります！」といった共感の輪を広げていきます。
【Traum代表・島袋の見解】
ひとつ、これだけは絶対にやめてほしいピン留めがあります。それは、身内ネタや、一部の常連ファンにしか分からないコメントのピン留めです。
これをやった瞬間、あなたのアカウントは新規ファンを自ら遠ざけ、コミュニティを閉鎖的にしてしまいます。コメント欄は常に「初見さん」が入りやすいオープンな場所であるべきです。トップを目指すなら、この意識は絶対に忘れないでください。
常に「このピン留めは、初めて私の動画を見た人にとって面白いか？有益か？」という視点を持つことが、トップへの絶対条件です。
「いざピン留めしようとしたら、なぜかできない…」そんな時のために、考えられる原因と具体的な対処法をまとめました。慌てずに1つずつ確認してみてください。
チェック項目 | 原因の可能性 | 対処法 |
自分のコメントを選んでいませんか？ | 自分自身のコメントはピン留め不可 | 他のユーザーのコメントを選ぶ |
コメントがまだ表示されていますか？ | 相手がコメントを削除した | 別のコメントを探す |
アプリは最新版ですか？ | アプリのバージョンが古い | App Store/Google Playで更新 |
Wi-Fiや電波は安定していますか？ | 通信環境が不安定 | Wi-Fiを切り替えるか、電波の良い場所に移動 |
他の操作は正常にできますか？ | TikTok側の一時的な不具合 | 時間を置いて再度試すか、アプリを再起動 |
これは意外と多いミスですが、TikTokの仕様上、投稿者自身がしたコメントはピン留めできません。ピン留めは、あくまで他のユーザー（視聴者）からのコメントに対して行う機能です。
あなたがピン留めしようとしている間に、コメントした本人がそのコメントを削除してしまった可能性があります。コメント欄を更新してみて、対象のコメントがまだ存在するか確認しましょう。
お使いのTikTokアプリのバージョンが古いと、一部の機能が正常に動作しないことがあります。App Store（iPhone）やGoogle Play ストア（Android）を開き、TikTokアプリが最新版にアップデートされているか確認してください。
Wi-Fiやモバイルデータの通信状況が悪いと、操作がサーバーに正常に反映されず、ピン留めできないことがあります。一度Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信に切り替えてみる、あるいは電波の良い場所に移動してから再度試してみてください。
上記4つをすべて確認しても解決しない場合、TikTokアプリ側やサーバーで一時的な不具合が発生している可能性があります。このケースではユーザー側でできることは少ないため、少し時間を置いてから再度試すか、一度スマートフォンを再起動してみると改善することがあります。
基本をマスターしたら、次はライバルと差をつける応用テクニックです。ピン留めをさらに戦略的に活用し、アカウント全体の成長を加速させましょう。
投稿から時間が経って再生数が落ち着いてきた動画でも、ピン留めコメントを変更することで、再びエンゲージメントを活性化させることができます。
例えば、投稿初期は「問いかけ型」のコメントで議論を促し、数週間後にはその議論の中から生まれた「秀逸な回答コメント」にピン留めを変更する。これにより、過去の動画を訪れた新規の視聴者にも、その動画のコメント欄の面白さが一目で伝わり、新たなコメントを促すことができます。
古い動画を「資産」として活用する、上級者向けのテクニックです。
【Traum代表・島袋の注意点】
外部への誘導は、やり方を間違えると視聴者の離脱を招く諸刃の剣です。TikTokはユーザーにプラットフォーム内に長く滞在してほしいと考えているため、露骨な誘導はアルゴリズム的にも評価されにくい傾向にあります。
大切なのは、あくまで「価値提供」の一環として、自然な形で誘導することです。
例えば、「今日の夜10時からのLIVE配信で、この動画の裏話を詳しく話します！」といった視聴者のコメントをピン留めするのは非常に有効です。これは、投稿者自身が宣伝するよりも、視聴者の「期待の声」として告知する方が、他の視聴者にとっても自然で、かつ魅力的に映るからです。「〇〇さんのインスタの投稿も参考になります！」といったコメントをピン留めし、興味を持ったユーザーが自発的にあなたのプロフィールに飛んでくれる流れを作るのも良いでしょう。
最後に、これまで解説しきれなかった細かい疑問点について、Q&A形式でお答えします。
A.ピン留めできるコメントは、1つの動画につき1つだけです。新しく別のコメントをピン留めすると、以前ピン留めしていたコメントは自動的に解除されます。
A.はい。あなたが誰かのコメントをピン留めすると、コメントをした本人に通知が届きます。「〇〇（あなたのアカウント名）があなたのコメントをピン留めしました」といった内容の通知です。これは、ファンとの絶好のコミュニケーション機会になります。
A.はい。ピン留めされたコメントは、その動画のコメント欄を閲覧したすべての人に表示されます。
A.いいえ。2025年現在、コメントのピン留め機能はスマートフォンアプリ版のTikTokでのみ利用可能です。PCのブラウザ版ではピン留め操作はできません。
今回は、TikTokのコメントピン留め機能について、その基本的な使い方から、元トップライバーである私の経験に基づいた戦略的な活用法まで、徹底的に解説しました。
もう一度、重要なポイントを振り返りましょう。
今日から実践！再生数を伸ばすピン留め戦略チェックリスト
☑ ピン留めは「第二のタイトル」であると意識する
☑ 滞在時間とエンゲージメント向上のメリットを理解する
☑ 操作方法は「コメント長押し」でOK
☑ 選ぶべきは「問いかけ型」「補足情報型」「努力を讃える賞賛型」コメント
☑ 身内ネタのピン留めは絶対に避ける
☑ できない時は「自分コメじゃないか？」「アプリは最新か？」を確認
☑ 定期的な入れ替えで過去動画を再活性化させる
ピン留めは、誰でも今日からすぐに実践できる、非常に強力なグロースハックです。しかし、その本質を理解して戦略的に活用できているクリエイターは、ほんの一握りです。
この記事をここまで読んだあなたは、すでにその他大勢から一歩抜け出しています。ぜひ、今日投稿する動画から、このピン留め戦略を試してみてください。コメント欄の反応が、そして再生数の伸びが、今までと全く違ってくるはずです。
この記事で解説したテクニックは、数あるTikTok攻略法のほんの一部に過ぎません。
私、島袋が代表を務めるライバー事務所「Traum」では、元トップライバーとしての全知識と、事務所としての全リソースを使い、本気で上を目指すライバーをマンツーマンでプロデュースしています。
「自分の限界を超えたい」「本気で人生を変えたい」
そう思う方は、一度、私たちの無料相談会にお越しください。あなたのTikTokアカウントの課題をその場で分析し、具体的な改善策を提案します。私が直接、あなたの熱意と向き合うことを約束します。
