- ライバーの教科書 -
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2025.10.8
知識・ノウハウ
結論: TikTokの「リクエスト」は、単なる通知機能ではありません。私、元トップライバーの島袋が断言しますが、これは未来のファンとの最初の接点であり、あなたのライバー生命を左右する重要なチャンスです。この機能を正しく理解し、戦略的に活用する方法を、私の全経験を基に徹底解説します。
この記事を読めば、以下の3つのことが完全に理解できます。
まず最初に、あなたに一つだけ問いたいことがあります。TikTokの「メッセージリクエスト」、正直「知らない人から来る面倒な通知」や「迷惑DMのフォルダ」だと思っていませんか? もし少しでもそう感じているなら、その認識を今この場で改める必要があります。なぜなら、その考え方こそが、あなたがトップライバーになれない最大の壁かもしれないからです。
このセクションでは、「リクエスト」機能の基本的な定義はもちろんのこと、多くのライバーが見過ごしている、この機能が持つ「無限の可能性」について、私の視点から解説します。
「メッセージリクエスト」とは、一言で言えば、あなたがまだ相互フォローしていないユーザーからダイレクトメッセージ(DM)が届いた際に、それが一時的に保管されるフィルター付きの受信箱のことです。
通常のDMとは異なり、リクエスト段階では相手に既読がつくことはありませんし、通知も目立つ形では届きません。これは、ユーザーをスパムや不要なメッセージから守るためのTikTok側の配慮です。しかし、この「フィルター」こそが、多くのライバーにとって機会損失の温床となっているのです。
具体的に通常のDMと何が違うのか、以下の表で明確に理解してください。
「通常のDM」と「メッセージリクエスト」の機能比較表
機能項目 | 通常のDM(相互フォロー) | メッセージリクエスト(フォロー外) |
受信相手 | 相互フォローしている「友達」 | フォロー関係にない、または片方のみフォロー |
表示場所 | メッセージのメイン受信箱 | メイン受信箱内の「メッセージリクエスト」フォルダ |
通知 | 通常通り通知される | 基本的に通知されないか、目立たない通知 |
既読の仕様 | メッセージを開くと相手に「既読」が伝わる | 「承認」するまで相手に既読は伝わらない |
返信 | いつでも自由に可能 | 「承認」して初めて返信可能になる |
この表を見てわかる通り、リクエストはあなたと未来のファンを繋ぐ「最初の関門」なのです。
【トラウム代表・島袋からの本気のメッセージ】

私がトップライバーとして投げ銭総額1億円を達成できた本質は、派手なパフォーマンスでも、話術でもありません。ファン一人ひとりとの深い関係構築、これに尽きます。そして、その全ての始まりが、この「リクエスト」でした。
これを面倒なものとして無視するライバーは、絶対にトップにはなれません。なぜなら、そこには未来の太客や、あなたを心から応援してくれるファン候補からの最初のコンタクトが眠っているからです。あなたのLIVE配信を一度見ただけの人が、勇気を振り絞って送ってくれた「はじめまして」が、そこにはあるのです。この「最初の種」を育てられるかどうか。それが全てを分けます。
「リクエスト」フォルダには、様々な種類の通知が届きます。代表的なものは以下の通りです。
「リクエスト」の重要性は理解できたと思います。では次に、具体的な操作方法を誰でも迷わず実行できるよう、スマートフォンの画面付きで徹底的に解説します。1つずつ、確実に覚えていきましょう。情報は2025年9月時点の最新バージョンに基づいています。
メッセージリクエストは少し分かりにくい場所にあります。しかし、慣れれば簡単です。主に3つのアクセス方法を覚えておきましょう。
プロフィール画面からアクセスする
メッセージボックスから直接アクセスする(最も簡単)
通知からアクセスする
リクエストを開くと、メッセージの下に3つの選択肢が表示されます。それぞれの意味を正しく理解し、適切に使い分けることが重要です。
リクエストがたくさん溜まってしまった場合、「すべて削除」といった一括管理機能が欲しくなるかもしれません。残念ながら2025年9月現在、TikTokの公式アプリにはリクエストを一括で承認したり、削除したりする機能は搭載されていません。
面倒に感じるかもしれませんが、これは「一つ一つの出会いを丁寧に見極めなさい」というTikTokからのメッセージだと私は捉えています。1件ずつ内容を確認し、承認か削除かを判断する。この地道な作業こそが、ファンとの信頼関係を築く第一歩です。
リクエスト機能を活用する上で、多くのライバー、特に女性が不安に感じるのが「安全性」でしょう。「知らない人からDMが来るのは怖い」という気持ちは、非常によく分かります。しかし、心配は不要です。これから解説するプライバシー設定を正しく理解し、最適化すれば、安全を100%確保しながら、ファン獲得のチャンスを逃さないという、理想的な状態を作り出せます。
TikTokのDM設定では、誰からのメッセージを受け取るかを4つのパターンから選択できます。それぞれのメリット・デメリットをライバー視点で理解することが重要です。
DM受信範囲設定のメリット・デメリット比較表(ライバー向け)
設定パターン | メリット | デメリット | こんな人向け |
誰でも | ファン獲得の機会が最大化される。 配信を見てくれた全ての人があなたにコンタクト可能。 | 迷惑DMやアンチからのメッセージが届く可能性が最も高い。 | 本気でトップを目指すすべてのライバー。 |
おすすめの友達 | Facebookの友達や連絡先を知っている人など、ある程度繋がりがあるユーザーに限定できる。 | 新規ファンの多くを占める「全くの他人」からの最初のコンタクトを逃してしまう。 | プライベート利用がメインの人。 |
友達 | 相互フォローしているユーザーのみ。最も安全性が高い。 | ファンが増える機会を自ら閉ざしている状態。ライバーとしては致命的。 | 完全に身内だけで楽しみたい人。 |
オフ | 誰からもDMが届かず、最も静か。 | コミュニケーションを完全に遮断。ファンとの関係構築は不可能。 | 論外。 |
【事務所代表としての断言|島袋 諒平】

この点について、私が代表を務める事務所Traum(トラウム)では、所属ライバーに例外なくDM設定を「誰でも」にするよう指導しています。
設定を「友達のみ」にしているライバーを本当によく見かけますが、これは例えるなら、お店を開いているのにシャッターを半分閉めているようなものです。自らファン獲得の機会を捨てていることに他なりません。
もちろん、不安な気持ちも分かります。しかし、リスクは後述する戦略で限りなくゼロにできます。私が育成してきた成功ライバーも全員この設定で、最初のファンを掴み、トップへと駆け上がっていきました。チャンスの扉は、常に全開にしておくべきなのです。
DM設定の中には、相手に既読を知らせる「既読ステータス」のオン・オフを切り替える機能もあります。
ライバーとしてのおすすめは「オフ」です。 なぜなら、あなたは多くのファンと同時にコミュニケーションを取る必要があるからです。1つのメッセージに即レスすることを求められる状況は、精神的な負担になります。「オフ」にしておくことで、自分のペースで冷静にメッセージを確認し、質の高い返信を考える時間を確保できます。
ここからが本題です。このセクションでは、他のどのサイトにも絶対に書かれていない、私自身がトップライバーとして1億円を稼ぎ出す過程で実践し、体系化してきた「リクエストの戦略的活用術」を、あなただけに伝授します。これは単なる機能説明ではありません。あなたのライバーとしての売上と人気に直結する、超実践的なノウハウです。
【島袋の体験談|ファンとの関係構築術】

私がまだ駆け出しで、視聴者も数えるほどしかいなかった頃の話です。ある配信の後、「今日の話、すごく心に響きました」という1通のリクエストが届きました。当時の私は、その1通がどれほど嬉しかったか。私はただ「ありがとうございます!」と返すだけでなく、その人のプロフィールをしっかり見て、「〇〇さんも同じ夢を追っているんですね!私も頑張りますので、お互い頑張りましょう!」と、一言だけパーソナルな言葉を添えて返信しました。
そのたった1回のやり取りで、その方は私の熱狂的なファンになり、私がトップライバーになるまでずっと支え続けてくれました。最初のDMは、未来の幹部ファンを作る最高のチャンスなのです。
リクエストを承認したら、まずはこの基本形を使いましょう。
「〇〇さん、はじめまして!心のこもったメッセージ、本当にありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!〇〇さんのようなメッセージが、私の何よりの活動の励みになります。これからも頑張りますので、ぜひまた配信に遊びに来てくださいね!」
基本形に加えて、相手のプロフィールや投稿から分かる情報を一言添えるだけで、返信の価値は100倍になります。
「(基本形に続けて)プロフィール拝見しました!〇〇の投稿、すごく素敵ですね!私も〇〇が好きなので、今度ぜひ配信でそのお話もしましょう!」
【島袋の体験談|アンチへの具体的な対処法】

私自身も、もちろん数え切れないほどのアンチDMを受け取ってきました。「面白くない」「消えろ」など、心を抉るような言葉もたくさんありました。しかし、私が一度も心を病まずに活動を続けられたのは、自分の中で明確な対応ルールを持っていたからです。
感情的になって言い返したり、落ち込んだりするのは、相手の思う壺。あなたの貴重な時間と精神力は、応援してくれる99%のファンのために使うべきです。1%のアンチに心をすり減らす必要は、全くありません。
最も効果的なアンチ対策は、「反応しないこと」です。彼らはあなたの反応を楽しみにしています。何の反応もなければ、彼らは飽きて別のターゲットを探しに行きます。リクエスト段階であれば、静かに「削除」を押すだけで十分です。
誹謗中傷や脅迫など、悪質性が高く、あなたや他の人に危害が及ぶ可能性があると判断した場合は、躊躇なく「報告」と「ブロック」を使いましょう。これはあなた自身を守るための正当な権利です。
これは非常に高度なテクニックですが、稀に、批判的な意見の中に本質的な指摘が含まれていることがあります。もしあなたのメンタルに余裕があれば、その指摘部分だけを真摯に受け止め、「ご指摘ありがとうございます。〇〇という視点はなかったので、今後の参考にさせていただきます」と、感謝で返すという方法もあります。私の経験上、これで相手が熱心なファンに変わったケースが何度かありました。ただし、これは諸刃の剣なので、基本は無視が鉄則です。
【島袋の経験|多くのライバーを育成してきた中での気づき】

私が事務所の代表として多くのライバー志望者と面談する中で、その人が成功するかどうかを判断する1つの基準があります。それは「DMへの向き合い方」です。
伸び悩むライバーは、リクエストを「面倒な作業」「アンチが来る嫌な場所」と捉え、見るのをやめてしまいます。一方で、成功するライバーは、リクエストを「未来のファンと出会える宝の山」と捉え、一つ一つに真摯に向き合います。この思考の差が、3ヶ月後、半年後には、投げ銭額やファン数において、天と地ほどの大きな結果の違いを生むのです。
ここでは、多くのTikTokユーザーが抱く「リクエスト」機能に関する細かい疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えします。
A.いいえ、一切バレません。相手には既読もつかず、あなたがリクエストを削除したという通知も届きません。相手の画面上は、あなたがまだメッセージを読んでいない状態のままとなります。
A.いいえ、一度削除したリクエストは二度と復活させることはできません。重要なメッセージを誤って削除しないよう、注意深く操作してください。
A. これはあなたがメッセージを送信した側の時に表示されるステータスです。相手がまだあなたのメッセージを「承認」していない状態を示しています。相手が承認すれば、この表示は消えて通常のチャット画面になります。
A.はい、可能です。自分が送ったメッセージを長押しして「送信を取り消す」を選択すれば、相手が読む前にメッセージを消すことができます。ただし、相手がすでに通知などで内容を見ている可能性はあります。

A.これはよくある質問ですね。まず大前提として、海外からの熱心なファンもたくさんいますので、一概に「怪しい」と決めつけて無視するのは機会損失です。
私が見極めるポイントは2つあります。1つは、翻訳ツールを使ったような不自然な日本語ではないか。 2つ目は、プロフィールがしっかり作り込まれているか。 この2点をクリアしていれば、まずは簡単な英語や翻訳ツールを使って返信してみる価値は十分にあります。
「リクエストが来ているはずなのに表示されない」「通知は来たのにどこにもない」といったトラブルも時々発生します。そんな時に慌てないよう、原因と対処法をまとめました。以下のフローチャートに従って、1つずつ確認してみてください。
最もよくある原因です。DMの受信設定が「友達」や「オフ」になっていると、フォロー外からのリクエストは届きません。まず、「設定とプライバシー」>「プライバシー」>「ダイレクトメッセージ」と進み、受信範囲が「誰でも」になっているかを確認してください。
TikTokアプリのバージョンが古いと、不具合が発生することがあります。App StoreやGoogle Playストアを開き、TikTokアプリが最新版にアップデートされているかを確認しましょう。
まれに、TikTokのサーバー側でシステム障害やバグが発生している可能性があります。この場合、ユーザー側でできることはありません。X(旧Twitter)などで「TikTok 不具合」と検索し、他のユーザーも同じ状況か確認してみましょう。多くの人が同じ問題を報告していれば、復旧を待つしかありません。
上記3つを試しても解決しない場合は、アプリ内からTikTokの運営に問題を報告しましょう。「プロフィール」>「設定とプライバシー」>「問題を報告する」から、詳細な状況を記述して送信できます。
お疲れ様でした。この記事で解説した内容を、あなたはもう完全に理解できたはずです。TikTokの「リクエスト」は、単なる機能ではなく、あなたの未来を大きく変える可能性を秘めた、ファンとの最初の架け橋です。
最後に、トップライバーになるために今日から実践すべきことを、チェックリストにまとめました。
トップライバーになるためのリクエスト活用術チェックリスト
☑ DMのプライバシー設定を「誰でも」にしたか?
☑ 既読ステータスを「オフ」にしたか?
☑ 1日 1回は必ずリクエストフォルダを確認する習慣をつけたか?
☑ ポジティブなメッセージには「パーソナライズ」を意識して返信しているか?
☑ アンチや迷惑DMは「心を無にして」削除または報告できているか?
☑ 全てのリクエストを「未来への投資」と捉えられているか?
ここまで読んでくれたあなたは、もうTikTokの「リクエスト」機能を誰よりも深く理解し、その重要性に気づいているはずです。
しかし、本当の勝負はここから。知識を行動に移し、継続できるかどうかが全てです。
もしあなたが、一人で続けることに不安を感じたり、もっと最短でトップを目指したいと本気で思うなら、私が代表を務めるライバー事務所Traum(トラウム)の門を叩いてみてください。私たちが持つノウハウの全てを注ぎ込み、あなたの成功を全力でサポートします。還元率の高さだけではない、「本質的なサポート」がここにあります。
あなたの熱意と本気の挑戦を、心から待っています。